★震災の仮設団地めぐるバスで一票 衆院選の期日前投票所
この冬に降った雪はJPCZ(日本海寒気団収束帯)の居座りなどが影響して、記録的だったようだ。金沢の1月の降雪量は152㌢となり、平年の2.2倍。150㌢を超えたのは15年ぶりとのこと(地元メディア各社の報道)。金沢だけでなく、能登や加賀でも平年の1.8倍の大雪となっている。いまも金沢の自宅周辺では40㌢ほどの積雪だ。この大雪の中、衆院選は中盤戦を迎えている。真冬の寒さの中、期日前投票も行われているが、能登半島地震で仮設住宅団地に住んでいる人たちにとっては、近くに投票場がないケースもある。このため、選管ではバスを手配して、「移動期日前投票所」として活用している。きのう(2日)現場に行ってきた。

輪島市選管では2日から5日にかけて、9ヵ所の仮設住宅団地で移動期日前投票所を開設する。大型の仮設住宅団地や、投票所まで距離がある中山間地の仮設住宅団地などに時間を区切ってバス投票所を手配している。そのうちの一つ、同市二俣町の仮設住宅団地を訪れた。中山間地でにあり、団地では31世帯が暮らしている。周囲には40㌢ほどの積雪があり、足元が悪い中でも、次々と投票に訪れていた=写真、2日午後4時40分ごろ撮影=。
バスは地元で使われている北陸鉄道の路線バス。車両中央部に投票用紙の記載場所と投票箱を備え、立会人は後方の座席から見守るという配置になっている。有権者の中には足が不自由なシニアもいて、バスに上がり降りする際には選管のスタッフの介助を受けながら投票を済ませていた。
輪島市は去年7月の参院選では仮設住宅の集会所に期日前投票所を設けていたが、投票所の設置などに負担が生じたため、今回の衆院選ではバスを活用した期日前投票所を設置したようだ。輪島市のほか、隣接する珠洲市でも学校や道の駅など12ヵ所で、投票箱を乗せたバスが巡ることになっている。
能登半島地震があった2024年の10月に衆院選があり、近くに投票所がない仮設住宅団地が多いことや、車を持っていない高齢者が団地に多くいることなどが浮き彫りとなった。これを受けて、能登のいくつかの選管では2025年の参院選でバスによる期日前投票の導入に初めて踏み込んだ。行政側には投票率の向上につなげたいとの思いもあるのだろう。震災と選挙のあり方を考えるモデルケースではある。
⇒3日(火)午前・金沢の天気 くもり
























