☆「撤回している」発言を繰り返す馳知事の大あくび
最近、会話の中で「デジャブ」を使うようになった。フランス語の「déjà-vu」で、既視感という意味で使う。以前どこかで見たような風景やテレビのシーンを思い出して、「デジャブやな」と言ったりする。
そのデジャブを思い起こすのが、馳浩石川県知事が東京オリンピック招致のために官房機密費を使ってIOC委員105人にそれぞれアルバムを作成して配ったと述べた問題。11月17日の講演での発言だが、問題視されると、本人は「五輪招致に関する発言は全面撤回する。今後一切発言しない」と繰り返している。
きのう6日の石川県議会12月定例会でも、代表質問に立った自民党の議員から問われ、「誤った事実が報道を通じて拡散することは本意ではないことから、その日のうちに全面撤回したものです」と答えていた。その後もこの質問に関しては「全面的に撤回をしております」と繰り返していた。(※写真は石川県庁公式サイト「知事のホームページ 」より)
この議会での知事と議員のやりとりで、デジャブ感が脳裏に漂ってきたのが、あのロッキード事件での国会での追及だ。1976年、アメリカの航空機メーカー「ロッキード」社への発注をめぐって日本国内で汚職事件が表面化した。この事件で国会に召喚され、「記憶にございません」を連発していたのが、当時、日本財界のドンと言われた小佐野賢治氏(1917-1986)だった。「記憶にございません」はこの年の流行語大賞にもなっている。
この議会での「記憶にございません」と、馳氏の「全面的に撤回しております」が妙にダブって感じるのは自身だけだろうか。ちなみに、小佐野氏の国会での証言は偽証罪(議院証言法違反)に問われ、翌年77年に起訴され、81年には懲役1年の実刑判決を受けている。
話はずれるが、きのうの県議会本会議で馳知事が大あくびを繰り返したことが地元紙のコラムに掲載されている。議員の質問中での大あくびだ。記者のぶら下がり取材で質問されると、「きょうはかみ殺していたつもり」とばつが悪そうに答えたという(7日付・北國新聞)。本人は毎朝4時に起きるそうだ。これにアルバム発言の議会での追及が重なって心労が重なったのか。
⇒7日(木)夜・金沢の天気 くもり
を覆わない2月から5月にかけて黄砂が発生するといわれてきたが、中国北部で乾燥化が一段と進んでいるのか、「季節外れ」の黄砂が頻繁になっている。
アナフィラキシー症状は薬や食物が身体に入ってから起きるアレルギー反応で、気道閉塞(喉の奥の空気の通り道が塞がれること)や不整脈、ショックなどで死に至る事例もある。コロナウイルス感染とワクチン接種による副反応はまったく別なものだ。自身は医者と相談し、5回目を受けたのはことし1月だったが、これ以降は副反応は出ていない。
周氏は2014年のデモ「雨傘運動」に初めて参加してから、20年8月までに香港国家安全維持法の違反容疑などで4度逮捕されている。4度目の逮捕の保釈後に、日本のメディアに対し、香港警察から証拠の提示もなく、パスポートも押収され、「なぜ逮捕されたのか分からない」と流暢な日本語で答えていた。そして、拘束中に「欅坂46」のヒット曲『不協和音』の歌詞を心で口ずさんでいたという。秋元康が作詞して2017年4月にリリ-スされた曲。「絶対沈黙しない」「最後の最後まで抵抗し続ける」。こうした歌詞が民主活動家としての彼女の心の支えになったのだろう。(※写真は、周氏が保釈後に配信したユーチューブ動画から)
岸田総理はアラブ首長国連邦のドバイで開かれていたCOP28(国連気候変動枠組み条約締約国会議)に出席し、イスラエル、エジプト、ヨルダン、カタールの中東各国の首脳らと会談すると予め述べていた(30日付・総理官邸公式サイト)。その4ヵ国のうちの2ヵ国に3億3000万㌦にも及ぶ「財政支援」を伝えた。財政支援は本来ならば各国がIMFに支援要請を行うべきであって、日本が単独で行う必要がどこにあるのだろうか。(※写真は、COP28でスピーチをする岸田総理=総理官邸公式サイト)
ー氏が密かに中華人民共和国を訪れ周恩来首相と会談し、その後、翌年2月にニクソン大統領が訪中すると発表し、世界をアッと驚かせた。このことがきっかけで、中華人民共和国にも大きな転機が訪れた。ニクソン大統領の訪中を公表すると、国連がにわかに動いた。当時の国連の常任理事国は中華民国だった。その年の10月にいわゆる「アルバニア決議」が国連で発議され、中国の代表権は中華人民共和国にあると可決され、常任理事国を引き継いだ。アルバニア決議にはアメリカも日本も反対はしたものの、この流れのきっかけをつくったのはまさにキッシンジャー氏であり、中国にとっては大恩人だろう。
ダイナミックな外交と裏腹に、予期せぬ事態も起きた。キッシンジャー氏がニクソン大統領の中華人民共和国への訪問を公表すると、国連がにわかに動いた。中国の場合、もともと常任理事国は第2次世界大戦の戦勝国である国民党の中華民国だった。それが中国共産党に追われ台湾に逃れた。71年10月にいわゆる「アルバニア決議」が国連で発議され、中国の代表権は中華人民共和国にあると可決され、中華民国は常任理事国の座から外され、国連を脱退することになる。中華人民共和国が国連に加盟し、台湾の常任理事国を引き継ぐことになった。アルバニア決議にはアメリカも日本も反対した。(※写真はキッシンジャー氏の訃報を伝えるCNNニュースWeb版)
24時間テレビの寄付金は、金融機関に運ぶまで社内で一時的に保管されていて、その一部を持ち出して自らの銀行口座に入れていた。24時間テレビは1978年に放送を開始し、慈善事業を展開してきた。その由緒ある番組に泥を塗っただけでなく、寄付した人々の善意を踏みにじった行為だ。
紅葉も深まった。金沢市内では北風も吹いていて、イチョウ並木では枯れ葉が舞っていた=写真・上=。くもり空と黄ばんた並木の風景は絵画の世界のようで心が和む。イチョウの大木は「オオイチョウ」と呼ばれ、長寿の樹木が多い。花言葉も「荘厳」「長寿」「鎮魂」などがある。撮影した場所は、金沢工業大学キャンパスの近く。道路を新設する際に周辺の風景に配慮してイチョウ並木を植栽したのだろう。地域全体が黄色く染まったいるような光景だった。
落ち葉かきで一番やっかいなのが、ぬれ落ち葉。水気のある舗装面などに張りついていると、ほうきで掃いてもなかなか剥がれない=写真・下=。結局、手で一枚一枚取る。
嵯峨井氏は神社の宮司でもある。会社は同じく宮司だった祖父が1933年に創業した。当時、花火は神社に奉納するものだったが、最近では
ル』序曲だった。講演ではそのときの動画が上映された。あのリズミカルな曲に合わせて