☆寒波一服、ドカ雪の朝
真冬並みの寒波が一服して、15日の朝はご覧の通りドカ雪である。金沢城石川門の櫓(やぐら)は分厚い雪を頂き、朝焼けに映える民家の雪つりはまるでクリスマスツリーのようになった。私のオフィスである金沢大学創立五十周年記念館「角間の里」は雪に埋まった。
「角間の里」の周囲で積雪が60㌢あり、おそらく12月としては記録的な大雪だろう。こうなると文字で語るより、写真の方が雄弁だ。
⇒15日(木)朝・金沢の天気 はれ
宇野文夫が日常の観察、大学での見聞、環境問題、時事問題、メディアとインターネットに関する考察を綴るブログ。新聞記者、民放報道局長、金沢大学特任教授を経て、現在はフリーで活動中。著書に『実装的ブログ論』(幻冬舎)など。
真冬並みの寒波が一服して、15日の朝はご覧の通りドカ雪である。金沢城石川門の櫓(やぐら)は分厚い雪を頂き、朝焼けに映える民家の雪つりはまるでクリスマスツリーのようになった。私のオフィスである金沢大学創立五十周年記念館「角間の里」は雪に埋まった。
「角間の里」の周囲で積雪が60㌢あり、おそらく12月としては記録的な大雪だろう。こうなると文字で語るより、写真の方が雄弁だ。
⇒15日(木)朝・金沢の天気 はれ
雪は風景を一夜にして変える。本格的な冬の訪れである。金沢大学角間キャンパスの創立五十周
年記念館「角間の里」もすっかり雪化粧が施された。時折り、雪雲の切れ間からのぞく日差しが雪原に輝きを放つ。
10月下旬にまいた大麦と小麦の種が芽吹いて雪上に頭を出している。それがまるで、昔いた「やんちゃ坊主」のいがぐり頭のようにどこか愛嬌があって、シャッターを切った。
この日の最低気温は金沢で0.1度、能登半島の輪島でマイナス0.3度、この冬一番の冷え込みだ。夕方には、「角間の里」周辺では15㌢ほどの積雪になった。ここを訪れた人たちに、「ついに来ましたね」とあいさつすると、たいていは「 来るべきものが来ました」といった禅問答のようなあいさつが返ってくる。
夕方になっても寒気は衰えず、街路樹の枝に積もった雪はまるでイリュミネーションか満開の桜のごとくまぶしい。冬化粧の街にふとたたずみ眺める。
⇒14日(水)朝・金沢の天気 くもり
動画を試みる。これまで「自在コラム」以外の自らのブログでムービ-を掲載したことが何度かある。自分なりに満足だが、見る人にとってどうだろう。制作者と視聴者の意識のギャップが大きく開くのがこの動画である。
テーマ「ムービー掲載の見極め」
冒頭の動画は金沢市内で雪が降る様子を撮影したもの(12日)。27秒のムービーだ。「goo」のブログサイトでは動画のデータ容量は240kが上限である。ちなみに241kの動画をアップロードしようとしたが、弾かれてしまった。「堅いことを言うなよ」とブツブツ言いながらムービーを編集し、240k以内に収めた。拡張子はAMC, 3GP, 3GP2のみ。カメラは携帯電話カメラ(ボーダフォン、J-SH53)のモーションカメラ(MPEG)モードで撮影した。
撮影したファイルは携帯電話のSDカードにデータが保存される。これをブログの画像フォルダに取り込み、アップロードする。
続いて、 この動画をご覧いただきたい。金沢大学「角間の里山自然学校」が運営しているブログサイトである。このムービーは「i2(アイ・ツー)モーション」と言って、動画再生ソフトを使用しない、JAVA技術を使ったPlayerだ。ウインドーズ、マック、リナックスで再生可能で、その上、映像フィアイルのダウンロードやユーザーのマシンにキャッシュされることがないため、肖像権や著作権の保護ができるという特徴を持つ。 この技術を提供しているのは金沢市のITベンチャー「i2(アイ・ツー)」だ。この場合、サーバー上の設定が必要だ。参考まで。
結論を急ごう。では、何を動画にして、何を画像にするかである。本来、画像では表現できない動きのある映像を掲載すべきである。この意味では、動きの感じられない今回の雪の降る映像は「不可」、つまり一枚の降雪の写真があれば済む話だ。
また、「goo」の場合、先ほども述べたように最大で240kもの容量を食うことになる。1枚の画像で表現できるのあれば、それを圧縮すれば30kほどで済む。さらに動画はどうしても画質が粗い。数十秒程度ならよいが、延々と続くものは見たくないものだ。動画を掲載する場合、意義のある動きが存在するのか、その見極めをまず優先したい。
⇒13日(火)朝・金沢の天気 くもり
写真を撮る場合、アングルを自分なりに考えてシャッターを切ることを心がけている。だから一度の撮影でせいぜい3、4回だ。兼六園で秋の風景を撮った時も10回だった。ところが、きのう(11日)訪れた富山県砺波平野の散居村のお宅では実に31回もシャッターを
切った。
ことし5月9日付の「自在コラム」でも紹介した森満理(もり・まり)さんたちの子育てグループが収穫祭を開くというので友人たちと出かけた。森さんたちの活動については前回書いたので繰り返さない。ただ、一言で表現するなら、自らの住宅=古民家を「まみあな(狸穴)」と称して、「出会う、関わる、気遣い合う、支え合う」を実践している。
撮影に夢中になった一枚はご覧の通り、壁の落ちた土蔵である。この壁の落ちた跡にのぞいた竹網に何とも言えないアジア的な風情を感じた。ビワの木の枝と重なり合ったアングルはどこか異国情緒さえ醸し出す。 
もともと散居村ではそれぞれの家が「屋敷森」をつくっていて、数十㍍四方にその森の世界が広がる。何世代もかけてつくり上げた森だ。笹の群生の向こうに石灯篭を配置することで、庭園の風格がにじむ。計算された敷石や樹木の配し方といった「屋敷森のプラン」を一つひとつ読み解いていくと、この家の先祖と語り合っているような楽しさがあった。
最初の画像は、この家の式台(しきだい)で行われたもちつきの様子だ。式台はかつて客人を迎え入るための玄関だった。いまは集いの場である。人々の交流の輪が楽しく、携帯電話カメラでムービーを撮った。ブログサーバーではデータ容量は240kが限界なので30秒足らずの動画だが、その場の雰囲気が凝縮されてもいる。
夜、金沢の自宅に戻り、野外で煮炊きに使った木の燃えた独特のすっぱいにおいがジャンパーについているのに気づいた。どこか懐かしいにおいだった。
⇒12日(月)午後・金沢の天気 くもり時々雪
石川県など北陸に雷・強風・波浪注意報が出ていて、特にここ数日は雷鳴が断続的に響いている。金沢ではこの時節の雷を「鰤(ぶり)おこし」や「雪おこし」と言う。能登半島の輪島では、「雪だ
しの雷」と言ったりもする。それだけ季節が激変するころなのだ。
金沢大学の近くに住む古老Mさんがこんなことを教えてくれた。「(金沢の)医王山に2回みぞれが降ったら、3回目には(大学がある)角間にもみぞれが降るよ」と。実際にその通りになった。写真でご覧の通り、ここ数日でみぞれがあられになり、金沢大学創立五十周年記念館「角間の里」もうっすらと雪化粧した。雲や風の動きなどを観察して、経験をもとに天気を予想することを観天望気(かんてんぼうき)と言うが、恐るべし古老の観天望気術である。
ところで、この「角間の里」は築280年の古民家をことし4月に移築したものだということは既に何度か記した。建物はかつて白山ろくの旧・白峰村の文化財だったものを譲り受けたもので、なるべく本来の姿を生かすという建築思想のもと、冷暖房の設備は最初から取り付けてなかった。このため、夏はスタッフ一同でクールビズを徹底した。また、土間を通る風は天然のクーラーのような涼しさがあり、扇風機を緩やかに回すだけで十分にしのぐことができた。
しかし、問題は冬本番、これからである。今度はウォームビズで着込んではいるが、さすがに冷えるので事務室だけはエアコンを入れ、板の間の部屋には持ち運び式の石油ストーブを置いた。残るはこの建物の最大の空間である土間の暖房対策である。化石燃料である灯油を大量に消費して寒さをしのぐというだけではこの記念館の建築思想とも合致しない。さて、どう工夫するか、思案の冬を迎えた。
⇒10日(土)朝・金沢の天気 くもり
シリーズ「ブログの技術」では身近なテーマをいかにブログ化していくかという点にこだわって解説している。実はこのシリーズを始めてアクセスIP数(訪問者数)が徐々に増えている。ブログを始めたものの、書き方がよく分からないというユーザーも多いのではないかと思う。そこで今回は身近なテーマの決定版である「食」を取り上げる。
テーマ「食に食文化の味付け」 
ブログではラーメンの食べ歩きの感想や、どこそこのコンビニ弁当がうまい-などといった記述が多い。食は身近な、というより毎日2回から3回は接している日常である。これをブログ化するというのは簡単そうで実は難しい。難しいというよりネタがすぐ尽きてしまう。ただ、以下の点に心がければブログとしての広がりができる。
<記述例・1>冬の金沢名物の一つが「だいこん鮨」である。取り寄せたものをお気に入りの器に盛り付けた。もちろんブログ用の写真を撮るため。携帯電話のカメラ(1メガピクセル)でも彩りがよければそこそこに映る。だいこん鮨は冬のダイコンに乾燥ニシンをのせ重石で加減しながら塩、麹(こうじ)を入れて漬け込んだ庶民の味だ。シャッキとくる歯触りがいい。日本酒に実に合う…。
上記の表現だったらグルメ調だが、これに以下の食文化の味付けをしてみたい。
<記述例・2>金沢の冬を代表する味覚の横綱が「かぶら鮨」ならば、さしずめ大関は「だいこん鮨」と言ったところか。だいこん鮨が大関なのはともに漬ける魚がニシン、横綱のかぶら鮨は出世魚のブリだから。ニシンは北陸で獲れる魚ではない。江戸時代に日本海を行き来した北前船によって北海道から運ばれた食材だ。 ところでこの時節、近所のあいさつは「上手く漬からんね」とか「もっと寒ならんとだめやね」と言った、だいこん鮨やかぶら鮨の漬かり具合が母親たちの会話となる。それほどに庶民の味なのだ…。
「文化の味付け」はもったいぶったものではない。ちょっとした歴史的な文言や、人々の生活とのかかわりを記述するだけでも、広がりができる。歴史は縦の、生活は横の広がりである。つまり、話をいかに膨らませるか、という技術なのだ。記述例の1と2をつなぐとコラム風になる。
⇒9日(金)朝・金沢の天気 くもり
12月17日に金沢大学ではシンポジウム「人をつなぐ 未来をひらく 大学の森 ~里山を『いま』に生かす」を開催する。私は大学の「地域連携コーディネーター」としてシンポジウムの運営に携わっていて、先日、友人たちに誘(いざな)いの手紙を書いた。
◇
友人の皆様
年末の気ぜわしいときに、シンポジウムの案内です。このたび朝日新聞社と共催で、里山をテーマにしたシンポジウム「人をつなぐ 未来をひらく 大学の森 ~ 里山を『いま』に生かす~」を開催する運びとなりました。
去年から相次いで起きた身近な山でのクマの出没騒動に端を発して、一体いま山で何が起きているのか不思議でした。でも、よく考えてみれば、山と言えば白山や富士山、ヒマラヤを思い浮かべ、海と言えば沖縄やハワイの海に恋焦がれてきた私たちです。しかし、身近にある海や山には見向きもせず、随分とほったらかしにしてきました。
その放置してきた身近な山々が荒れて、いつの間にかクマが行き交う「遠い山」になっていたのですね。「汝の隣人を愛せよ」、ではありませんが、私たちが幼い頃に遊んだ近くの野山に足を向けてみようよ、というのが今回のシンポジウムの主旨です。この発想で足元の環境問題や、教育問題(子どもたちがいつの間にか自然を怖がるようになっています…)を考える糸口をつかみたいと思います。
基調講演には、81歳にして「いまが旬」の河合雅雄氏(京都大学名誉教授、霊長類学者)をお招きします。かつて芋を洗うサル、あいさつをするサルを発見し、河合氏のお弟子さんたちが今、サルに言語学習を施しています。何しろ、このお歳で子どもたちをボルネオのジャングルに連れて行き、いっしょにキャンプをしている天才にして野の人です。人間が自然の中で遊ぶことの奥深い意義と洞察についてお話をいただけるものと思います。
お手紙にチラシと聴講券を同封しました。ぜひ会場に足をお運びいただければ幸いです。
⇒8日(木)朝・金沢の天気 くもり
ブログにはオリジナルな価値がなければ意味がない。たとえば、時事問題で他のブロガーが書いているのと同じ意見や感想をいくら書いても、その存在感は薄いのではないだろうか。そこで人と違った意見を述べるトレーニングを兼ねて、書評を書くことをお勧めする。
テ
ーマ「書評を書こう」
書評は日曜日付の新聞紙面で書評欄が掲載されている。よほど本を読み込んで、内容を噛んで含んで書評を書いているのだろうと一般読者は思っている。が、むしろ実際に書評に携わった人に聞くと、直感的である。興味ある一文から自分なりの意見や感想を述べたりしている。その人は言う。「百人の評者がいれば百の書評ができる」と。
要は、書評は自分の感想や意見なのである。だから、書評は誰でも書くことができる。学者や評論家の「特権」ではない。そこで「自在コラム」流の書評の技術を紹介する。
ポイント①自分が読みたい本をまず読破する
ポイント②印象に残ったページをチェック(付箋-など)
ポイント③チェックページを読み返し、その感想を書く
ポイント④本全体の読後感を書く
ポイント⑤本のタイトル、著者、出版社は必ず明記する
文章にもコツがある。感想は自分の意見なのだが、それを全面に出さずに、たとえば「筆者の意図は…であるに違いない」や「…であることは想像に難くない」、「…と考えても不思議ではない」と客観性を持たせた表現を使えば、文章全体に感情の抑えが効き、読みやすくなる。
著者への敬意を忘れず、感情的な攻撃や文書の「あげ足」を取ることは慎みたい。また、本の中のあるいは本の表紙のイラストや画像は著作権の問題があるので撮らないこと。自分の印象に合う、フリー素材のイラストや画像を選べばよい。書評を何度か繰り返せば、生徒や学生のころ書いた読書感想文と違った味わいが出てくるものだ。
最後に、書評は短く書くことを心がけたい。余分な形容詞や蛇足を落として文章を締める。せいぜい800-1000字程度だろう。
⇒7日(水)朝・金沢の天気 くもり
発達した低気圧が接近して、北陸地方は強風を伴った雨が降る大荒れの天気となっている。最大瞬間風速は4日午後7時すぎに、金沢で29.1㍍を記録した。石川県内全域に波浪警報と暴風警報が発
令されていて、油断ならない。けさは 明け方から雷も鳴っている。
きのう(4日)午前は青空に雪つりが映える写真を掲載したが、きょうは「凍える鳥」の写真を貼り付けた。この写真は去年(2004年)1月に撮影された兼六園での冬の写真。石川新情報書府「兼六園 名園記」(DVD)の中のフリー素材集の一枚だ。キャプションに鳥名は記されていなかったが、ことし1月に日本野鳥の会石川支部が行った兼六園での探鳥会ではメジロ、モズ、シロハラ、ヤマガラ、カワセミなど19種の鳥類が確認されているので、その中の一種かもしれない。
気象台では、きょうも突風やひょうが降り、加賀の山間部では10㌢の積雪になるところもあるという。きのう晴天、きょうは大荒れ。鳥も凍える北陸の冬が到来した。
【追記】 この写真の鳥について、何人かの鳥類に詳しい方に伺ったところ、V字の尾や白い腹、かすかに見える首回りの茶色、くちばしの形状からアトリではないか、との感触をいただいた。
⇒5日(月)朝・金沢の天気 あめ
ブログは続けることに意味がある。そのポイントは毎日のネタ探しをいかに行うかだ。そこで、ちょっと考えればネタは身の回りに転がっている。たとえば、お天気ネタがある。
テーマ「お天気ネタは身を助ける」
お天気ネタのよいところはオリジナルであることだ。全国一律ではなく、同じ日でも東京や北陸や沖縄などでは季節に応じた独特の天気状況というものがある。そして、その天気に沿った生活の話題というものがあるはずだ。
北陸の場合だと、「雪の季節到来、通勤途中に霰(あられ)が降った」という風景描写がある。それを写真に撮る。ガソリンスタンドではスタッドレスタイヤの交換で順番の列がついていて、ついでスタッドレスタイヤの交換は一本当たり850円ぐらいが金沢市内では相場ではないだろうか、と数字的なものを盛り込む。本来なら自分で取り付けるのだが、家人が「素人(私)が交換するとタイヤが外れるかもしれないので危ない」と信用がなく、ここ10年ほどはプロに任せている、といった余談を織り交ぜる。こういった内容でも十分にネタとして成立するものだ。
この季節ネタというのは相手が自然現象だけに、写真を撮影する場合に著作権や肖像、プライバシーといったものを心配しなくてよいという利点がある。加えて、天気概況の説明に欠かせない気圧や前線、雨量や風速、予報などは各地の気象台が数時間ごとに発表していて、データは豊富にある。時間の余力があったら季節の歳時記を著した本を読んで参考にすれば、話は十分に展開できるというものだ。文章やデータを抜粋するのであれば、「○○気象台によると」とか「○○社の××歳時記によれば」とかクレジットを入れると文章表現の信頼性にもつながる。
ついでに言うと、クレジットを入れる場合は出版社や気象台にいちいち断りを入れる必要はない。ブログを市販している訳でもないので、個人の「表現の自由」の範ちゅうなのだ。気兼ねなく使えばよい。
⇒6日(火)・朝 金沢の天気 あめ