★続々々・ニュージーランド記
ニュージーランドでスポーツと言えば、ラグビーである。国技とも言え、8月19日には代表チーム「オールブラックス」とオーストラリアの「ワラビー」の試合があった。午後7時からテレビ中継があり、人々が集まるバーでは騒然とした雰囲気で若者たちが見入っていた。
マオリ族の唐草文様
何人か
の若者たちは黒地にシダの模様のロゴがついたTシャツを着ていた。上の写真のように、チームのロゴは葉の裏側が銀色のシルバーファーと現地で呼ばれるシダなのである。この夜、オールブクラックスは34対27で勝利し、薄暗いバーではほの白く光るシダが歓喜で揺れていた。
続いてニュージーランド航空の機体の尾翼をご覧いただきたい。2本のゼンマイをかたどった模様がニュージーラーンド航空のマークである。シダの新芽の巻きの部分は「コル」と言って、先住民のマオリ族は縁起がよい、あるいは発展性があるという意味を込めている。マオリ族の工芸品店ではグリーンストーン(緑石)を加工してペンダントやネックレスとして販売されている。
極めつけは下の写真である。マオリ族のダンスが楽しめるディナーショーに参加したときのこと。コーヒーのコーナーに飾りつけられていたクロスである。どこかで見た懐かしい図柄である。そう日本の風呂敷のデザインである唐草文様だ。これはマオリの伝統的な文様なのだという。唐草文様はもともとギリシャやペルシャから伝わった文様で、ブドウの木のつるなどをかたどったデザインとされる。ところがよく見ると、マオリ族のそれは巻きが2重、3重になっていて明らかにゼンマイ、つまりシダ植物である。
南島のフィヨルドランド国立公園(世界遺産)ではシダ植物の原生林が広がる。恐竜でも出てきそうな雰囲気で、日本のシダ類とは違って大きいのである。その存在感がポリネシアンであるマオリ族をして、畏敬の念を持たせたとしても不思議ではない。それが言い伝えとなり、意味付けされた。さらにその意味付けがデザインのモチーフとなった。日本の「鶴はめでたい鳥」と、「コルは縁起がよい」の意味づけにそう大差はない。
⇒25日(金)夜・金沢の天気 はれ
アに着いた(8月18日)。ロトルアには、温泉が数十㍍も吹き上げる有名な間欠泉がある。日本の別府市と姉妹都市だそうだ。
クライストチャーチを後にして8月16日はクイーンズタウンを訪れた。湖畔沿いに街がつくられ、雪のサザン・アルプスが背景に連なる。雑誌などでよく見る北欧かスイスの街のようなイメージだ。南緯45度、地球儀をひっくり返してみれば、北緯45度は日本の北海道・稚内、何となく北国であることが想像できる。が、ヨーロッパと比較するとイタリアのミラノやフランスのルグノーブルに相当し、北欧とは遠い。
関空からのフライト。セーターや厚手のズボンやコート、靴を持参したので大きいほうのトランクは34㌔にもなった。10時間半でニュージーランド南島のクライストチャーチ国際空港に着いた。現地の時間は午後0時30分、到着を告げるアナウンスでは日中気温は7度。金沢だと2月下旬ぐらいの気温だ。機内でさっそく上着を羽織った。
行政指導を行ったのは放送局の監督官庁である総務省だ。竹中大臣がTBSの社長を呼んで注意文書を手渡し、再発防止を要請した。大臣名の最も重い厳重注意だ。
今回は東芝のノートパソコン「Qosmio」のPRに松井選手が登場している。地上デジタル放送と地上アナログ放送が視聴できるパソコンというのが触れ込み。テレビの録画機能も備え、専用画像処理チップを搭載する。大口径のステレオスピーカーも搭載して、画像と音質の機能をアップした。ご覧の写真のように、「ノートで地デジ、ノートでW録」のチャッチコピーがついている。つまり、テレビ化したノート型パソコンの広告である。しかし、どこか平板な広告だ。
い松井選手は使いにくいというのが広告デザイナーの本音なのだろうか…。
「『メディアのツボ』で、メディアのおかしいところいろいろお話しになっているますが、私も、インターネットが出現してからの既存メディアのあり方について疑問を持っています。例えば、馳(浩=衆院石川1区選出)議員の肩を持つわけではありませんが、
実はこれは放送でいうクローズアップの手法なのである。普段見ない小さなもの、肉眼では見えないもの大きく拡大することで新鮮さを演出したり、人々を驚かせたり、ひきつけたりする。科学番組などでよく使う手法だ。NHKには「クローズアップ現代」という番組もある。
いきさつはこうだった。05年6月10日、北朝鮮への経済制裁を検討する参院拉致問題特別委員会で、参考人として呼んだ拉致被害者の家族代表の横田滋さん夫妻に、岡田氏は「聞くに忍びないことをお聞きしますけれども」と前置きし、北朝鮮に経済制裁をすれば、めぐみさんが本当に殺されるかもしれない、その覚悟のほどはどうですか、とたずねた。それに対し、横田氏は「それを恐れていれば結局このままの状況が続く」と経済制裁を強く求めた。岡田氏とすれば、「家族はリスクを覚悟して経済制裁を求めている。だから、政府もやるべきだ」というセオリーで、慎重な言い回しだった。これには、横田夫妻も、参考人として発言の機会が与えられたことに対して、岡田氏に感謝をしていた(05年6月16日付「救う会全国協議会ニュース」)。