#G7広島サミット

☆「衛星」であってもなくても / 世論調査で読む心象風景

☆「衛星」であってもなくても / 世論調査で読む心象風景

   きょう北朝鮮から、今月31日から来月11日の間に「衛星」を発射すると通報があったと日本政府が明らかにした。政府では、この「衛星」が弾道ミサイルの発射予告と見なし、防衛大臣は日本の領空に飛来した場合には破壊措置命令を出すと発表した(29日付・NHKニュースWeb版)。このニュースを知って、正直な話、北朝鮮の「ディープフェイク」ではないかと疑った。

   2022年12月18日、偵察衛星開発のための実験と主張し、中距離弾道ミサイル2発を日本海に向けて発射しているが=写真・上=、事前の通報などはなかった。逆に、これまで通報なしに弾道ミサイルを飛ばしてしてはいたが、あえて通報があったということは本当に衛星を打ち上げるのではないか、との見方もある。ただ、それが国威発揚告につながったとしても、北朝鮮のなすべきことかと、世界の人々はいぶかるだろう。「もっと人民のために金を使え」「われわれが人道支援をする意義はあるのだろうか」と。

   きょうメディア各社は世論調査での岸田内閣の支持率を発表している。朝日新聞(29日付)の内閣支持率は46%(前回4月調査は38%)、不支持率は42%(同45%)だった。G7広島サミットの議長国として「指導力を発揮した」が59%で、「そう思わない」の32%を上回り、いわゆるサミット効果が支持率を押し上げたと読める。日経新聞(29日付)の内閣支持率は47%で、前回4月の調査から5ポイント下落した。不支持率は44%で、前回より4ポイント上昇した。G7サミットでの岸田氏の働きぶりを「評価する」は66%あったものの、直近で総理の長男による首相公邸内での忘年会の騒ぎが報道され支持率を下げたと同紙は分析している。

   共同通信社が28日に実施した世論調査では、内閣支持率は47.0%(前回4月調査は46.6%)と横ばいだった。不支持率は35.9%(同35.5%)とこれも横ばいだった。岸田総理について、「総理は、子ども予算の倍増のほか、防衛費の増額も目指してします。あなたは、今後の日本の財政に不安を感じますか、感じませんか」との問いでは、「不安を感じる」が78.3%もある。「不安を感じない」が20.0%だ。支持はするものの、大いなる不安もある。支持率横ばいの数字から、有権者の微妙な心象風景が見えてくる。

⇒29日(月)夜・金沢の天気   あめ時々くもり

★ゼレンスキー大統領がヒロシマで発したメッセージ

★ゼレンスキー大統領がヒロシマで発したメッセージ

   G7広島サミットは21日に閉会したが、ウクライナのゼレンスキー大統領が急きょ日本を訪れ参加したことで、注目度が一気にアップした。19日午後にテレビで来日のニュース速報が流れ、20日午後3時35分にフランス政府専用機で広島空港に到着した。タラップを降りる姿はトレードマークとなった全身カーキ色の服で軽くステップしながらも堂々とした姿で、ロシアの侵略戦争と戦う指導者というイメージがさらにアップした印象だった。

   翌日21日午後、ゼレンスキー大統領がサミット閉幕後に原爆資料館を訪れ、岸田総理とともに平和記念公園の原爆慰霊碑に献花した。このとき、前日のカーキ色のトレーナーを黒いトレーナーに着替えていたように見えた。外務省の公式サイトをチェックすると、黒のトレーナーで献花していた。哀悼の意を込めて黒色に着替えたのだろう=写真・上=。

   原爆資料館を訪れたときに、芳名帳に記帳したゼンスキー大統領のメッセージが外務省公式サイトに掲載されている=写真・下=。「Глибоко вражений відвіданням Музею. Жодна держава світу не має пережити такий біль і руйнування. Ядерному шантажу не місце в сучасному світі.」(原爆資料館の訪問に深く感銘を受けた。世界中のどの国も、このような苦痛と破壊を経験することがあってはいけない。現代の世界に核による脅しの居場所はない)

   ロシアのプーチン大統領が核兵器の使用も辞さない構えを見せる中、被爆地ヒロシマで核の脅しに屈しない姿勢をメッセージとして伝えた。

   平和記念公園の原爆慰霊碑に献花した後に行われた記者会見で述べた言葉。「ウクライナのバフムトで起きている破壊とかつての広島の写真の風景が似ている。バフムトはすべての建物や道路が壊された状態だ。広島を見て、生きている街だと感じた。バフムトも将来、必ず再建できると思う」(21日付・NHKニュースWeb版)。

   バフムトはウクライナ最大の激戦地となっている東部ドネツク州の要衝。ガレキと化しても、広島のように復興し、繁栄できる、それを目標にするという決意でもある。ゼレンスキー大統領が被爆地ヒロシマから世界へ発信したメッセージだ。

⇒22日(月)夜・金沢の天気    くもり 

☆生成AIの進化と危険性とは

☆生成AIの進化と危険性とは

   「生成AI」をめぐる議論が沸騰している。画像や文章だけでなく、複数の材料を読み込ませることで自動的にコンテンツを生成する「ジェネレーティブAI(生成AI)」の技術は企業のDX化の活用などで注目されていると同時に警戒もされている。

   何かと話題に上っているのは「チャットGPT」。アメリカのIT企業「OpenAI」が開発した、いわゆる「自然言語処理モデル」。簡単に言えば、自然な対話形式での対応で、人が普段通りの文章で質問しても、丁寧に返答する。ただ、その回答は的確な場合もあれば、疑問符がつくものもある、とされる。

   生成AIが議論されるようになったのは、いわゆるフェイクニュースや誤情報の拡散、誹謗中傷、詐欺などに利用される恐れがないのか、という点だ。何しろ、自身のスマホやPCにも、連日のように迷惑メールが届く。最近は、金融機関やネットショップからのような偽装メールが多い。チャットGPTがこうした詐欺に悪用されるのではないかと懸念を抱いたりもする。

    マスメディアの警戒感も強いようだ。国内の新聞社や通信社、放送局が加盟する日本新聞協会は今月17日、チャットGPTなど生成AIによる報道関連コンテンツの利用に対する見解を公表した。記事や写真が無断でAIに利用されたり、AIがつくる偽情報や世論を誘導する情報がインターネット上に拡散したりすれば、言論空間を混乱させると警鐘を鳴らした(17日付・朝日新聞ニュースWeb版)。

   生成AIがネット上の報道記事や写真を無断で取り込み、第三者にサービス展開を有料でするとなれば、メディア各社が有する著作権などの権利を侵害することになる。アメリカの新聞協会にあたるニュース・メディア・アライアンス(NMA)も先月、「AI原則」と題した開発者や政府に対する要望書を公表。報道機関などのコンテンツの無許可の使用は「盗んでいることになる」として、生成AIへの利用には明確な許可が必要だと主張している(同)。

   アメリカのバイデン政権は今月4日、AIや量子技術などの先進技術を巡り、国際標準のルールづくりを主導するための新戦略を発表した。経済界や学界などと協力し、グローバル企業が国境をまたいだ活動をしやすくする。日本やEUに加えて、新興国にも参画を促す(4日付・日経新聞Web版)。一方で、バイデン大統領は同じ日、OpenAIなど4社のCEOと会談し、AIをめぐる安全性確保の法的責任を負うように求めた(同)。

   確かに、AIなどの新技術をルールを制定せずに放置しておくことは「人類の危機」を招くことになるかもしれない。G7広島サミットでは核軍縮・不拡散と同時に、AIのルールづくりなどをテーマにしてほしいものだ。

☜20日(土)夜・金沢の天気      はれ

★感動シーンを創る「役者」たち 舞台はヒロシマ

★感動シーンを創る「役者」たち 舞台はヒロシマ

   G7の各国首脳らが広島市の原爆慰霊碑で一列に並んで花を手向け、記念の植樹をする様子をNHKの生中継で視ていた。ロシアがウクライナへの侵攻を続け、核兵器で威嚇するような発言を繰り返してしている現状なので、格好のタイミングだったかもしれない。ただ、感動的だったかというと、やはり2016年5月の「G7伊勢志摩サミット」後に被爆地ヒロシマの原爆慰霊碑を訪れたアメリカのオバマ大統領が被爆者を抱き寄せたあのシーンには及ばない=写真・上=。

   感動的なあのシーンには背景があった。2009年4月、プラハでの演説でオバマ大統領は「核兵器なき世界」を提唱し、ノーベル平和賞を受賞した。唯一の戦争被爆地の訪問は7年の歳月を経て、しかも、大統領任期の最終年でようやく実現したのだった。現職の大統領の広島訪問の実現はアメリカ世論では難しいとされていたが、それを乗り切った経緯もあったので、感動は深いものになった。

   今回はそれほど感動的ではなかったとは言え、G7の各国首脳が初めてそろってヒロシマを訪れ、原爆慰霊碑に花を手向けるシーンは海外メディアを通じて流れ、国際社会に向けて核兵器による惨禍を二度と起こさないという強いメッセージとなったことは間違いない=写真・下、NHK中継番組より=。オバマ大統領のヒロシマ訪問は当時の安倍総理(外務大臣は岸田氏)の、今回のG7各国首脳の訪問は岸田総理の功績と言える。

   そして、テレビメディアでニュース速報が飛び交った。ウクライナのゼレンスキー大統領がG7広島サミットに出席する、というのだ。対面出席の日程などはまだ明らかにされていない。

   サミットではきょう午後、ウクライナ情勢をテーマにした討議が行われ、議論の成果をまとめた声明を発表した。ロシアによるウクライナ侵攻は不当で、国連憲章違反の侵略戦争であると非難、ロシアに対してすべての軍を即時、かつ無条件に撤退させるよう求め、永続的な平和の実現はロシア軍の撤退なしには実現できないと強調した(NHKニュースWeb版)。ゼレンスキー大統領の来日はG7との強い連帯を求める意思表明なのだろう。前回のヒロシマでの役者はオバマ、そして今回の役者がいよいよ登場する。歴史に残るサミットになるかもしれない。

☜19日(金)夜・金沢の天気   くもり時々はれ

☆ラッピング紙面の発信効果をG7広島サミットにも

☆ラッピング紙面の発信効果をG7広島サミットにも

   朝刊(17日付)を見て、「何だこれは」と少々驚いた。石川県の地元の2紙がいわゆる「ラッピング紙面」だったからだ=写真=。特別な紙面で紙面全体を包むこの方法はまれに広告紙面であったり、特別なイベントのときに用いられる。一紙は加賀友禅の着物の文様だろうか、淡い色を背景にした花柄などは金沢をイメージするデザインだ。もう一紙は、これも金沢らしい。和紙でつくられた水引細工がデイザン。金沢では結婚の結納などめでたい儀式などでよく使われる。写真の水引はボリューム感のある作品だ。

   地元2紙がなぜ同じ日にラッピング紙面というイベントを行ったのかと思い記事を探すと、17日と18日の両日、全日本広告連盟(全広連)の創立70周年記念大会が金沢市内を中心で開催されるとある。新聞や放送、広告各社の関係者が全国から約1000人が集まるようだ。大会のテーマは「広告は新たな時代への門だ。」とある。確かに、メディアはネットやSNSなどで多様化し、それにAIテクロジーが拍車をかけるように広告業界も混乱しているのではないだろうか。

   電通の「2022年 日本の広告費」によると、総広告費は7兆1021億円で過去最高となった。けん引しているのはインターネット広告費で前年比114%の伸び。ところが、マスコミ4媒体(テレビ、新聞、雑誌、ラジオ)は雑誌が93%、新聞は97%、テレビ(地上波、BS・CS)は98%と下降している。全広連とすれば、大会テーマにもあるように、この混乱を新しい時代のニーズと受け取り、広告の役割を探るきっかけにしたいのだろう。そう考えると、ラッピング紙面は広告新時代を予感させる。

   話は変わるが、もう一つラッピング紙面があってもよいのではないだろうか。あすから「G7広島サミット」が開催される。メディア各社の報道によると。ウクライナ侵攻を続けるロシアや覇権主義的な動きを強める中国への抑止策を協議するほか、核兵器の不使用や透明性の向上も訴える。広島県の地元紙はG7サミットの意義を訴えるラッピング紙面をあすの開幕の日に一斉に発刊してはどうだろうか。地元のメディアこそ広島を発信してほしい。

⇒18日(木)夜・金沢の天気    はれ

★G7教育相一行に視察してほしい地震被災地の教育現場

★G7教育相一行に視察してほしい地震被災地の教育現場

   G7広島サミットに先立って、きょう12日から4日間の日程で「G7富山・金沢教育相会合」が始まる。G7教育相会合は石川県としては初めて、そして富山県にとっては2016年のG7環境相会合以来の国際会議の誘致とあってかなりの熱が入っているようだ。

   地元メディアの報道によると、まず警備にチカラを入れている。前半の会場となる富山国際会議場周辺では、「富山県警による厳戒態勢が敷かれた。何人もの警察官が一帯を歩き回り、富山城址公園内では茂みに棒を突っ込んだり、怪しい物がないか確認したりする姿が見られた」(12日付・北國新聞)とある。4月15日に和歌山市内で岸田総理の演説会場に爆発物が投げ込まれるという事件もあり、相当ピリピリをして雰囲気が感じられる。

   また、G7教育相の一行の視察では、「12日には富山市内の学校現場、14-15日には金沢市内の教育施設を視察」とあるが、実際にどの学校現場を、どの教育施設を視察するのか具体的に記されていない。これも各国首脳ら要人の警護に万全を期すためなのだろうか。

   ところで、G7富山・金沢教育相会合ではどのようなことを協議するのだろうか。地元紙の記事によると、富山市内での日程(12、13日)では討議①「コロナ禍を経た学校のあり方」、討議②「全ての子どもたちの可能性引き出す教育の実現」とある。金沢市内の日程(14、15日)では討議③「社会課題の解決とイノベーションを結びつけて成長を生み出す人材の育成」、討議➃「コロナ禍の変化を受けた今後の教育の国際化とその役割」となっている。4回の討議を重ね、14日には共同の成果文書をまとめる。

   以下は自身の単なる思い入れだ。G7の教育相には14日の石川県での視察で、ぜひ、今月5日に震度6強の地震があった珠洲市の小中・高校を訪れてほしい。連休明けの8日には児童・生徒が登校して教室を清掃、その後、3限目の午前10時半から通常の授業を再開している。一部の学校では体育館が避難所となっているところもある。

   地震や津波、台風といった「災害先進国」といわれる日本の教育現場をぜひ能登で視察してほしい。その中で、「震災に負けない」子どもたちのひたむきで生き生きとした姿を実感してほしいものだ。そんなことを思っている。

⇒12日(金)午後・金沢の天気   くもり

★岸田総理とメディアの「解散・総選挙」めぐる緊張感

★岸田総理とメディアの「解散・総選挙」めぐる緊張感

   前回ブログの続き。衆参5つの補選で自民党候補4人が勝利して一夜明けた24日、岸田総理は報道陣に囲まれ、「この勢いで解散・総選挙を近く実施されますか」などと質問を受けた。岸田氏は「重要政策を一つ一つ前進させ、結果を出すことに尽きる。いま、解散・総選挙は考えていない」と答えていた(24日付・NHKニュース)。

   メディアが尋ねた「解散・総選挙を近く実施」は、5月に開催する「G7広島サミット」を乗り切り、6月に「異次元の少子化対策」などの「骨太の方針」をまとめて提示し、6月21日の国会会期末までには解散という段取りか、と念押ししたのだろう。衆議員の任期満了は2025年10月30日なので、本来ならば同年10月に総選挙だろうが、自民党の党総裁任期は20249月に満了するので、それまでに政権基盤を固めておく必要がある。それは総選挙勝利という実績をづくりだ。

   メディアはこれまで何度も「解散・総選挙は近く実施されますか」と質問を向けてきた。岸田総理が3月21日にウクライナを電撃訪問し、G7広島サミットの議長国としての存在感をアピールしたときもそうだった。

   メディアがこのような質問をするのは、世論調査の内閣支持が上がっているという背景もある。読売新聞の4月の世論調査(14-16日)で、内閣支持率は47%に上り、前月調査より5ポイントも上昇。2022年9月以来、7ヵ月ぶりに支持が不支持を上回った。テレビ朝日系ANNの4月調査(15、16日)も前月から10.2ポイントも上昇しての45.3%だった。G7広島サミットを無事乗り切れば、さらには内閣支持率は「うなぎのぼり」に上昇する、かもしれない。

   総選挙は勝てると判断したときに打つ。前回は2021年10月の内閣発足から10日後という戦後最短で衆院を解散し、総選挙に勝利して政権基盤を確保した。メディア各社はこの岸氏の「サプライズ解散」を体感しているだけに、オウム返しのように「解散・総選挙は近く実施されますか」と尋ね、岸田氏は「いま、解散・総選挙は考えていない」と繰り返す。岸田総理とメディアの緊張関係でもある。

⇒24日(月)夜・金沢の天気    はれ

★ジャパン晴れ WBC優勝、大谷MVP、岸田タフ外交

★ジャパン晴れ WBC優勝、大谷MVP、岸田タフ外交

   WBC決勝戦の中継番組を視聴していて、まさに「ジャパン晴れ」の爽快感があった。心臓の鼓動が高まったのは9回表の2アウトから。大谷翔平投手が大リーグ、エンジェルスでチームメートの2番トラウト選手との勝負。1球目はスライダーでボール、2球目は160㌔のストレートで空振り、3球目は160㌔のストレートでボール、4球目は160㌔のストレートで空振り、5球目は164㌔のストレートが外れてボール。そして、6球目はアウトコースのスライダーで空振りの三振。この瞬間、大谷投手は優勝投手となり、グローブを投げ捨てて歓喜のパフォーマンス。WBC14年ぶり優勝、あっぱれ侍ジャパン。

   大谷選手は今大会のMVP(最優秀選手)に選ばれた=写真・上、テレビ朝日番組より=。1次ラウンドの中国戦と、準々決勝のイタリア戦でピッチャーとして2勝をあげ、バッターとしても1次ラウンドのオーストラリア戦で東京ドームの看板を直撃するスリーランホームランを打つなど3番として打線を引っ張っり、二刀流の神髄を発揮した。

   もう一人、WBCの侍ジャパンの活躍の陰で目立たなかった岸田総理の一連の外交。21日にウクライナのキーウを電撃訪問し、ゼレンスキー大統領と会談を行った=写真・下、総理官邸公式サイトより=。5月のG7広島サミットでは、ゼレンスキー大統領のオンライン参加に合意している。また、岸田総理はキーウ近郊ブチャの戦死者慰霊碑を訪れ、ロシア侵攻による犠牲者への献花を行っている。ゼレンスキー大統領はみずからのSNSにメッセージを投稿し、「国際秩序の力強い守護者で、ウクライナの長年の友人である日本の岸田総理をキーウに迎えたことをうれしく思う」として訪問を歓迎した。

   ほかのG7各国首脳もウクライナを訪れているが、戦時下にある国を訪問するという観点から秘密保全、安全対策や危機管理など相当綿密に、そしてメディアへの情報漏れがないよう精査した訪問だったことは想像に難くない。

   きょう22日はポーランドに到着。ワルシャワに向かい、ポーランドの首脳との会談に臨む(NHKニュースWeb版)。インド、ウクライナ、ポーランドと一連のジャパン外交をさりげなく、そしてタフにこなしている。

⇒22日(水)午後・金沢の天気      はれ