☆冬将軍が来る 積雪30㌢で続発するスリップ事故
日経平均株価が乱高下している。きょう21日は535円値下がり。きのうまでは2日間で900円強上げて年初来高値を上回る場面もあった。が、利益を確定しようという売り注文が広がったようだ。きょうの経済ニュースも暗い。ダイハツが車両の安全性を確認する試験で不正を行っていた問題は、トヨタ自動車など他社ブランドを含め64車種に広がっている。このためトヨタは世界で112万台をリコールすると発表した(21日付・ロイターWeb版)。トヨタの株価は106円下落、マイナス4.0%だった。自動車産業は日本の基幹産業だけに寒々しい数字だ。
外の天気も寒々しい。気象庁はきょう午後、「大雪と高波及び雷に関する石川県気象情報」(第5号)を発表した。それによると、23日にかけて冬型の気圧配置が強まり、上空5500㍍に北日本で氷点下39度以下、東日本で氷点下30度以下の真冬並みの寒気が流れ込む。このため、とくに日本海側を中心に大雪となり、能登北部の山地ではきょう夜遅くにかけて警報級の大雪が予想される。22日正午までの降雪量は多い所で加賀平地で30㌢、加賀山地で60㌢、能登平地で35㌢、能登山地で60㌢と予想されている。まさに冬将軍がやって来る。
金沢の天気もきょう朝から降雪や強風、そして時折、雷がとどろいている。ちなみに、金沢で積雪30㌢はどのような光景になるのか。2017年12月に降った大雪は金沢市内で積雪が30㌢に達した。雪道で交通事故が続発した。12月ではまだスタッドレスタイヤなど雪道用タイヤの取り換えに間に合っていない乗用車やトラックが多いからだ。(※写真は、2017年12月、自宅近くの市道でスリップ事故で電信柱に衝突した貨物トラック)
一方で気象庁がきょう発表した向こう1か月(12月23日から1月22日)の天候の見通しによると、全国的に気温は高い見込みで、北日本などは2週目(12月30日から1月5日)にあたる年末年始は気温がかなり高くなり、穏やかな天気になりそうだ。
⇒21日(木)夜・金沢の天気 くもり時々ゆき
2020年にユネスコ無形文化遺産にも登録されている。
自身もきのう菩提寺を訪れ、墓参りを済ませた。最近思うことだが、墓地をざっと眺めて板キリコの数が減っているように思えてならない。つまり墓参する人の数が減っている。きのう午後に訪れたときも、墓参者はまばらだった。
た。ただ、命名した人物には諸説ある。これ以降、兼六園のシンボルとも言える霞ヶ池が造られるなど本格的に手が入ることになる。兼六園に隣接する「いしかわ生活工芸ミュージアム」に、当時の加賀藩主から依頼を受けた幕府の老中・松平定信の筆「兼六園」の扁額=写真・上=が飾られている。
わりまで楽しませてくれて、潔く花の命を終わらせる。まさに散り際の美学である。武家の庭園らしい見事な花だと語り継がれる桜でもある。慶應年間(1865-68)に天皇より加賀藩主が賜わったものと伝えられ、別名「御所桜」ともいわれている。
10年ほど前の話だが、この曲水の源流を訪ねて水の流れの上流をさかのぼってみた。すると「山崎山」という兼六園のもっとも東側の小高い山の下に小さな洞窟があった。この中には入れないので、山崎山の裏側に回ると、池があった。ガイドマップには「沈砂池(しんさち)」という池だった。ここから向こうは兼六園ではないので、ここが曲水の発生源の池だと分かった。池は深く、よく見ると水道管と思われるパイプラインとつながっている。そこで、兼六園管理事務所を訪ねると、当時の所長が丁寧に説明してくれた。「この池は辰巳用水という江戸時代につくられた用水から水を引いている。ここで水を調整し、1秒間に160㍑の水が流れるように計算して下流に流している」と。
トでもある。レンタルの着物を羽織った女性グループや、男女が街並みをバックに撮影している姿をあちらこちらで見かける。中には、和装のインバウンド観光客もいる。
遊宴を盛り上げた。勘定はすべて後日払いだった。お茶屋はそうした、なじみの客との信頼関係を大切にした。なので、なじみの客から紹介があったとしても、新規の客は「一見さんお断り」を貫いた。
由緒ある「中や」にはもてなしの宴を彩る加賀蒔絵や加賀象嵌、九谷焼など優美な御膳や碗などの道具が遺され、「美術品」として展示されている。中でも目を引いたのは櫛(くし)や簪(かんざし)など芸妓たちの黒髪を飾った品々だった=写真・下=。実際に使用されていたべっ甲や象牙などの櫛や簪はとても意匠(デザイン)にこだわりが感じられる。踊りや衣装だけでなく、こうした櫛や簪にも芸妓たちは華やかさを込めたのだろう。
気象情報」を発表し、短時間に大雪が降り、大規模な交通障害が発生する危険性が高まっていると注意を呼びかけている。気温は午前10時でマイナス1.2度だった。
きょうの雪は風をともなう吹雪だ。自宅周辺を見渡すと、ちょっとした雪のア-ト作品がある。まるで、「雪自転車」だと思った=写真・中=。粉雪が風に舞って、玄関前に置いてあった自転車が丸ごと雪に包まれた。もともとは赤色の自転車なのだが、雪でペインティングしたようになっている。そして、ご近所の外壁を見ると、雪がまだら模様に貼りつき、まるで壁面アートのようだ=写真・下=。下には拙宅のツバキの雪囲いなどがあり、手前が立体、バックが壁面の芸術作品のようだと思った。
「なんでもアート」と見てしまう感覚は、足しげく通った奥能登国際芸術祭(珠洲市主催・2017年、2021年開催)に影響されているのかもしれない。身近なテーマや日常の風景に加飾を施すことで、芸術作品のように見えてくる。インドの作家スボード・グプタ氏の作品「Think about me(私のこと考えて)」は衝撃的だった。能登の海岸に流れ着いたプラスチック製浮子(うき)やポリタンク、プラスチック製容器などのごみを集めて創った作品で、大きなバケツがひっくり返され、海の漂着物がどっと捨てられるというイメージの作品だった。
きのう我が家の雪吊り作業を行った。素人ではできない仕事なので、造園業者に依頼している。雪吊りには木の種類や形状、枝ぶりによって実に11種もの技法がある。庭木に雪が積もりると、「雪圧」「雪倒」「雪折れ」「雪曲」と言って、樹木の形状によってさまざま雪害が起きる。樹木の姿を見てプロは「雪吊り」「雪棚」「雪囲い」などの手法の判断をする。
吊り」の名称については、金沢では江戸時代から実のなる木の一つとしてリンゴの木があった。果実がたわわに実ると枝が折れるので、補強するため同様な手法を用いていた。
ジ(意識)して、剪定を行うという話だった。このために強く刈り込みを施すこともある。ゆるく刈り込みをすると、それだけ枝が不必要に伸び、雪害の要因にもなる。庭木本来の美しい形状を保つために、常に雪のことを配慮している。
きょうは騒がしい朝を迎えた。何しろ、一時バシャバシャとまるで土砂降りのような音がした。あられだった。登校途中の児童たちは傘を差したまま立ち止まっていた。怖かったのだろう。金沢で初あられ。
もう一つの騒がしさ。テレビメディアは再び「ドーハの歓喜」だ。サッカーのワールドカップカタール大会。グループEの日本は、第3戦でスペインと対戦し2-1で勝って1次リーグ2勝1敗とし、決勝トーナメントへの進出を決めた。正直な話が、FIFAランキング24位の日本が、7位のスペインに勝てるとは思えなかった。午前4時という試合時間も厳しく、中継番組の視聴はあきらめた。きょう午前7時30分ごろに冒頭の土砂降りのようなあられの降りに目覚めて、寝床でスマホを見て勝利を知った。
セイオウボは淡いピンクの花=写真・上=。秋から春先にかけて一輪、また一輪とゆっくりと咲く姿が上品さを感じさせる。金沢では茶花として重宝されている。セイオウボを漢字で書くと「西王母」。ネットで調べてみると、西王母は『西遊記』にも登場する、不老不死の桃の木を持つ仙女の名前から名付けられているようだ。「西王母」の名前の由来は、格調の高い上品な趣の花ということなのだろう。
一斉に咲いて秋の青空に映えるのがキンモクセイ=写真・下=。花と同時に独特の香りを周囲に放つ。植物に詳しい研究者からかつて聞いた話だが、キンモクセイの花の匂いに寄って来る訪花昆虫はハチやハエの仲間が多く、一方で一部の昆虫を忌避させる成分も含まれていて、モンシロチョウなどは寄って来ないのだという。この季節に金沢市内の名所である兼六園や武家屋敷界わいを散策すると、キンモクセイの香りが漂ってくる。
大瞬間風速を観測している。風速35㍍以上は走行中のトラックが横転するくらいの「猛烈な風」だ。また、午前9時までの1時間に鹿児島県錦江町で68㍉、宮崎県都城市で53㍉の非常に激しい雨を観測している。鹿児島県と宮崎県の両県では「土砂災害警戒情報」が出されている。