#政治資金パーティー問題

★栄光の背番号「17」 内閣支持率ガタ落ち17%

★栄光の背番号「17」 内閣支持率ガタ落ち17%

   きょうは午前中から暖かい空気が漂っていた。夕方、金沢の山沿いの道路を車で通ると、街路に設置されている気温計が22度だった。時間は午後4時15分ごろ。冬の北陸でしかも12月中旬に22度は異様な気温だ。今後、ガラリと空気が入れ替わるようだ。金沢地方気象台は、17日から北陸地方に強い寒波が流れ込み、雪になると予報を出している。この寒波は24日のクリスマスごろまで居座るようだ。

   ニュースも寒暖な話題。TVメディア各社は日本時間できょう午前8時から、大リーグのドジャースと10年契約を結んだ大谷翔平選手が記者会見に臨んだ様子を生中継で報じていた。背番号「17」の真新しいユニフォーム姿を着て、「勝つことが今の僕にとっていちばん大事なことだと思うし、優勝に欠かせなかったと言われる存在になれるよう全力で頑張りたい」とワールドシリーズ優勝への決意を語っていた。新聞メディア各社はきょうの夕刊トップで報じている=写真=。

   寒々しいニュースは、自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題。NHKニュースWeb版によると、安倍派の所属議員の複数の秘書が東京地検特捜部の任意の事情聴取に対し「派閥側からのキックバックは現金で受け取り、政治資金収支報告書に記載しないよう指示された」と説明していることが分かった。東京地検特捜部は、キックバックされた金額が多い議員を中心に任意の事情聴取を要請していて、不透明な資金の流れの実態解明を本格化させる。

   時事通信Web版(14日付)によると、12月の世論調査(11-12日実施)で岸田内閣の支持率は前月比4.2ポイント減の17.1%となり、2012年12月に自民党が政権復帰後の調査で最低を更新した。世論調査で内閣支持率の20%台は政権の「危険水域」、20%以下は「デッドゾーン」とよく言われる。それにしても、17%に落ち込むとは。寒々しい。

⇒15日(金)夜・金沢の天気    くもり

★寒々しいニュースあれこれ・・政治資金問題を一喝した人

★寒々しいニュースあれこれ・・政治資金問題を一喝した人

   きのう、おとといと気温は20度まで上がり暖かさを感じたが、きょうは一転して寒々しく、最高気温は12度の予想だ。金沢の2週間予報は、15日に再び気温が上がり22度に、そして17日からは雪マークが連日並ぶ。春に向かう「三寒四温」とは逆に、「四寒三温」で本格的な冬に向っている。

   政治も寒々しい。連日、メディア各社が「安倍派五人衆」を報じている。自民党「清和政策研究会」の政治資金パーティーをめぐる問題で、松野官房長官、西村経産大臣、萩生田党政調会長、高木党国会対策委員長、世耕党参院幹事長の5人の名前が上がっている。岸田総理は役職を交代させる意向を固め、近く内閣改造・党役員人事に踏み切るようだ(10日付・朝日新聞ニュースWeb版)。

   久しぶりに元気のいいおばさんの声を聞いた。田中真紀子氏。田中角栄元総理の長女で衆院議員を6期、外務大臣などを務めた。名言がある。もう四半世紀前のことだが、自民党総裁選に立候補した小渕恵三氏を「凡人」、梶山静六氏を「軍人」、小泉純一郎氏を「変人」と評して話題となった。その真紀子氏が8日に国会内で記者会見し、松野官房長官が「差し控える」と釈明を繰り返していることに言及。「差し控えるというのは、やましいから答えられないんでしょ」「国民はばかじゃない。差し控えてはいけない。だったら、議員になるのを差し控えた方がいい。そんな、すっとぼけた言葉の使い方をしたら、だめだ」と一喝した。   

   詐欺がグローバル化している。水戸市で開催されていたG7広島サミット関連会合「内務・安全担当相会合」=写真=の最終日の10日、共同声明を採択した。NHKニュースWeb版(10日付)でその内容をチェックすると、主要な項目の1つとなったのが、国境を越えて行われる組織的な詐欺への対策だった。イギリスでは組織的な詐欺の年間の被害額が日本の特殊詐欺の去年1年間の被害額の11倍にあたる4100億円余りにのぼるほか、アメリカではインドなどでの「コールセンター」を拠点にした詐欺で、年間1400億円余りの被害が出ているという。

   今後さらに生成AIの技術が詐欺などの犯罪に悪用される可能性があることを各国が認識した上で、情報共有と捜査機関の対応能力の強化を行う。また、経済安全保障の観点から政府機関や企業から先端技術や情報が流出するのを防ぐための連携強化を共同声明に盛り込んだ。犯罪のグローバル化とテクノロジー化の対応が急務になっている。

⇒11日(月)午前・金沢の天気    くもり