#外国為替市場

★きょうから9月、世俗の風景

★きょうから9月、世俗の風景

   きょうから9月。田んぼに稲が実り、穂をたらしている=写真=。チンチロリンと虫の鳴く声が秋を感じさせる。ただ、俗世間は騒がしい。東京オリンピック・パラリンピックを巡る汚職事件で逮捕された紳士服大手「AOKIホールディングス」前会長の青木拡憲容疑者が、大会組織委員会の会長だった森喜朗元総理に「現金200万円を手渡した」と供述していると産経新聞Web版(1日付)が報じている。

   この汚職事件では、大会組織委員会の高橋治之元理事が大会スポンサー契約をめぐり、受託収賄容疑で逮捕されている(先月17日)。AOKIホールディングスの青木前会長ほか、副会長、専務が贈賄容疑で逮捕されている。高橋容疑者はAOKI側にスポンサー選定などで便宜を図ることの見返りに、5100万円の賄賂を受け取ったとされる。森氏の関与に東京地検特捜部はどう動くのか。

   1日の外国為替市場で円が対ドルで下落し、一時1ドル=139円台後半と1998年9月以来およそ24年ぶりの円安・ドル高水準を付けた。アメリカ連邦準備理事会(FRB)が急激な利上げを続けるとの見方が広がる一方で、日銀は大規模な金融緩和を続ける姿勢を崩していない。日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いの流れが続いていて、24年ぶりの140円も視野に入り始めた(1日付・日経新聞Web版)。

   哀愁を帯びた胡弓や三味線の調べに合わせ、編みがさを目深にかぶった男女が優雅に踊る「おわら風の盆」が1日、富山市八尾町で始まった。新型コロナウイルスの影響で開催は3年ぶりで、今年は規模を縮小して実施。初日はあいにくの雨となったが、踊り手はステージで稽古の成果を披露した。祭りは約300年の歴史があり、台風が多いこの時期に稲が風水害に遭わないようにとの願いが込められている。3日まで(1日付・共同通信Web版)。   

   猛烈な台風11号は沖縄の南の海上で2日にかけて停滞し、その後、北上して3日、先島諸島にかなり接近する見込み。一方、前線や湿った空気の影響で西日本から北日本にかけて大気の状態が不安定になり、局地的に非常に激しい雨が降っていて、土砂災害や低い土地の浸水などに警戒が必要。沖縄県の新石垣空港では午後4時すぎに32.9メートルの最大瞬間風速を観測した(1日付・NHKニュースWeb版)。

⇒1日(木)夜・金沢の天気    あめ

☆見透かされたか 円安急進139円、コロナ累計1000万人

☆見透かされたか 円安急進139円、コロナ累計1000万人

   国内でこれまでに新型コロナウイルスへの感染者はきょう14日で累計1000万人を超えた。このうち8割以上がことしに入ってから報告された感染者で、ことし1月1日の時点では累計の感染者数は173万人だった(14日付・NHKニュースWeb版)。そして「第7波」がやってきた。

   地元・石川県でもきょう新たに647人が陽性だった。症状別では中等症が5人、軽症が619人、無症状が23人だったと重症はいなかった。年代別では10歳未満が151人で全体の4分の1近くを占め、10代が104人、そして、その親世代である30代と40代がそれぞれ97人となっている。きのう13日は1日あたりの数としては過去最多の709人だった。県内累計は6万4319人で199人が亡くなっている。馳知事は「今のところ行動制限をすることは考えていないが、分析を行って今週中には対策本部会議を開きたい」と述べている(13日付・NHKニュースWeb版)。今週中などとゆうちょなことを言わずに、得意技のジャイアントスイングのように速攻をかけてほしい。 

   コロナ禍の猛威は同じ日本海側の島根県などにも及んでいて、きょう新たに1006人の感染が確認された。1日1000人を超えるのはこれで3日連続となる。そして、東京都も新たに1万6662人の感染が確認されていて、1万人を超えるのは3日連続、1週間前の木曜日の1.95倍で8133人増えている(14日付・同)。感染力の強いオミクロン株の派生型「BA・5」が爆発的に広がっているようだ。

   そして円安の流れもブレイクスルーなのか。日経新聞Web版によると、14日の外国為替市場では、1998年9月以来およそ24年ぶりに1㌦=139円台に下落する場面があった。1日でおよそ2円も値下がりする急速な円安だ。 アメリカの物価上昇の高止まりが懸念され、FRBが急激な利上げを続けるとの見方が浮上している。急速に進む円安に対して岸田内閣は何も手を打てないということが市場で見透かされたのか。歴史的な円安へと加速している。

⇒14日(木)夜・金沢の天気     あめ