☆「かなりやばい」台風14号 金沢また猛暑そして豪雨か
「かなりやばい」。大型で猛烈な台風14号の見通しについて行われたきのうの記者会見で、気象庁の予報課長が思わず吐いた言葉だ。910ヘクトパスカルの猛烈な勢力を維持したまま九州に接近するとみられ、この勢力で鹿児島県の薩摩半島に上陸すると、これまで類似する台風がないような非常に危険な台風となる。台風は大きな雲を伴い、過ぎ去ったあとも大雨が続くと予想されると説明した。本人は相当に危機感を持っていたのだろう、「衛星画像を見ていて、かなりやばいなと思った。私が気象庁で働き始めてから見たことがない」と感情を露わにした。
きょう午前中のNHKニュースによると、台風の接近で、鹿児島県の屋久島で午前9時すぎに43.5㍍、鹿児島市で午前9時に39.1㍍、宮崎県串間市で午前9時半ごろに37㍍の最
大瞬間風速を観測している。風速35㍍以上は走行中のトラックが横転するくらいの「猛烈な風」だ。また、午前9時までの1時間に鹿児島県錦江町で68㍉、宮崎県都城市で53㍉の非常に激しい雨を観測している。鹿児島県と宮崎県の両県では「土砂災害警戒情報」が出されている。
気象庁公式サイトで台風14号の進路予想図(18日午前10時現在)を確認すると、北陸地方には19日夜から20日朝にかけて最も接近しそうだ=写真=。さらに、金沢市の天気を日本気象協会の予報でチェックすると、あす日中は晴れで最高気温は35度の猛暑日、あさって20日朝は豪雨で風速15㍍、午後は晴れるものの日中の最高気温21度としている。前回、台風11号に見舞われた今月6日も南風のフェーン現象で、金沢市では最高気温が38.5度まで上がり、120年前の記録に並ぶ観測史上1位となった。
風が強まり、台風の進路や雨雲の発達の程度によっては、石川県内も警報級の大雨になるおそれもある。台風14号、「かなりやばいぞ」。
⇒18日(日)午前・金沢の天気 くもり
今回の台風11号が温帯低気圧に変わって、ヤレヤレと思い、台風一過の秋晴れを思い描いていたが、けさからどんよりしたくもり空だ。台風にしばらく気を取られていたが、東京オリンピック・パラリンピックを巡る汚職事件や安倍元総理の国葬について展開があったようだ。
とする熱気と風、熱波だ。ふと空を見上げると、乱れたような雲が不気味に思えた。高積雲と高層雲、積雲が入り混じったような複雑なカタチだ=写真・上、午後2時46分ごろ金沢の西の空を撮影=。
ず冷房を適切に使用する、こまめに水分を補給する、屋外で会話が少ない場面などではマスクを外して休憩する、などと呼び掛けている。確かにマスクをしての外出は息苦しさを感じた。外を歩く人のほとんどがノーマスクだった。
この汚職事件では、大会組織委員会の高橋治之元理事が大会スポンサー契約をめぐり、受託収賄容疑で逮捕されている(先月17日)。AOKIホールディングスの青木前会長ほか、副会長、専務が贈賄容疑で逮捕されている。高橋容疑者はAOKI側にスポンサー選定などで便宜を図ることの見返りに、5100万円の賄賂を受け取ったとされる。森氏の関与に東京地検特捜部はどう動くのか。