#北朝鮮また弾道ミサイル

☆ 能登の山に潤うキノコ「においマツタケ、あじコノミタケ」

☆ 能登の山に潤うキノコ「においマツタケ、あじコノミタケ」

  世の中が騒々しい。北朝鮮は先月31日に続いてきょうまた弾道ミサイルを発射した。防衛省公式サイトによると、午前7時30分から39分にかけて、北朝鮮西岸付近から、少なくとも7発の弾道ミサイルを北東方向に向けて発射した。落下したのはいずれも半島東岸付近の日本海であり、日本のEEZ(排他的経済水域)外だった。発射された弾道ミサイルは最高高度100㌔程度で、約400㌔飛翔した。北朝鮮は核実験の準備を終え、アメリカ大統領選に向けて実験を強行する可能性があるとの韓国国防省の見解が報じられている(31日付・メディア各社の報道)。きな臭さが一気に漂い始めている。

  話題をガラリとのどかな話に変える。例年より遅めだが、能登の山で採れるコノミタケのシーズンだ。能登ではマツタケと並んで、コノミタケが重宝されている。何しろ、能登の人たちはマツタケとコノミタケをコケと呼び、それ以外はゾウゴケ(雑ゴケ)と呼んで区別している。一般的には「においマツタケ、あじシメジ」と称されるが、能登では「においマツタケ、あじコノミタケ」だ。(※写真は大皿に盛られたキノコ。左がマツタケ、右がコノミタケ)

  ホウキダケの仲間で暗がりの森の中で大きな房(ふさ)がほんのりと光って見える。見つけると、土地の人たちは目が潤むくらいにうれしいそうだ。コノミタケはマツタケとともにすき焼きの具材になる。能登牛(黒毛和牛)との相性がよく、肉汁をよく含み旨味があり香りもよい。

  きのう(4日)友人たちを誘い、能登の料理屋ですき焼き鍋を囲んだ。このコノミタケは石川県林業試験場などの調査で、DNA解析で他のホウキタケ類とは独立した種であることが確認されていて、「ラマリア・ノトエンシス(Ramaria notoensis、能登のホウキタケ)」という学名もある。そして、コノミタケを標準和名とすることが、2010年の日本菌学会で発表されている。そんなことを話題にしながら、さらに食の話題はあす6日に漁が解禁となるカニに移って行った。ようやく深まる秋、能登の食の話題は尽きない。

※6日午前0時に解禁されるズワイガニ漁は、海のシケの影響で石川県内全域で漁の延期が決まった(5日付・地元メディア各社のニュース)

⇒5日(火)夜・金沢の天気    あめ

★「一喜一憂」寄せ集め また弾道ミサイル 秋場所の勝敗 地価上がり下がり

★「一喜一憂」寄せ集め また弾道ミサイル 秋場所の勝敗 地価上がり下がり

  北朝鮮がまた日本海に弾道ミサイルを発射した。18日午前6時53分ごろから午前7時23分ごろにかけて、複数発の弾道ミサイルが発射された。ミサイルは日本海のEEZ(排他的経済水域)の外に落下したとみられる。今月12日にも複数を発射しており、その技術を用いた「人工衛星」の発射も含めてことし9回目となる。日本海はスルメイカの漁場で、能登半島の能登町小木漁港から出港した中型イカ釣り漁船などが操業している。

  大相撲秋場所、能登の人たちは一喜一憂しているに違いない。能登半島の付け根に位置する津幡町出身の大の里は破竹の10連勝。奥能登の穴水町出身の遠藤は勝ち越しまであと1勝、中能登の七尾市出身の輝は9敗目を喫した。能登はある意味で相撲に「うるさい」土地柄だ。立ち話で、「きょうの大の里は・・」「きょうの遠藤は・・」と取り口の論評を聞かされることもある。あの「黄金の左」と呼ばれた第54代横綱の輪島(1948-2018)は七尾市出身、古くは江戸時代に活躍した第6代横綱の阿武松緑之助(1791‐1852)はいまの能登町の出身でもある。能登には相撲の歴史の深みがある。(※写真は、JR金沢駅の観光案内所に設置されている郷土力士の等身大パネル)

  国交省は7月1日時点の都道府県地価(基準地価)を発表した(17日)。それによると、全国平均では住宅地・商業地のいずれも3年連続で上昇し、上昇幅も拡大したものの、元日の能登半島地震に見舞われた輪島市などでは大幅に下落した。輪島市の住宅地では河井町が1平方㍍8万5000円で14.8%、商業地の新橋通が1平方㍍2万3200円で17.1%、それぞれ下落した。この下落率は「全国1位」と地元の新聞メディアは報じている。能登は人口減少で地価下落が続いていたが、地震で拍車がかかった。一方、ことし3月16日に北陸新幹線が金沢駅から延伸した加賀地区では、白山市新成4丁目の住宅地が1平方㍍8万5000円と7.6%上昇するなど各地で延伸効果が広がっている。

  もう一つ統計の話。厚労省は100歳以上の高齢者の人数を発表した(17日)。9月15日時点で9万5119人で、人口10万人当たりの100歳以上の人数は76人となる。これを都道府県別で換算すると、一番多いのが島根で159人、高知が154人、鹿児島130人と続く。自身が住む石川は85人。ちなみに、東京と大阪はそれぞれ54人。一喜一憂せずにゆったり、そして酒がうまい県ほど100歳長寿が多いということか。

⇒18日(水)夜・金沢の天気   くもり