#スノーフレーク

★庭に咲く白い花の妖精たち

★庭に咲く白い花の妖精たち

   庭先を眺めると、季節の白い花があちらこちらに咲いている。リキュウバイは花盛りだ=写真・上=。漢字で表記すると「利休梅」。清楚な白いは、茶花として床の間を飾る。晩春から初夏の、花が少ない時季に咲くので重宝されている。ネットなどで調べると、中国の揚子江下流域を原産とするバラ科ヤナギザクラ属の落葉樹。明治時代末期に渡来したとされる。ではなぜ、「利休梅」と名付けられたのかと調べても、明確は答えにはたどり着けない。そこで自己流の勝手解釈を。

   千利休に関するさまざまエピソードが語り継がれている。ある雪の日、千利休が茶室に客人を招いた。ところが、その席の床の間には掛け物も花も何も飾ってはなかった。客人に向って利休は、「雪も花である。 雪の日に花は要らぬ」と語ったという逸話だ。リキュウバイの白い花はふっくらとした、ぼたん雪に似ている。そこで、雪を花にたとえた利休が花の名として冠されるようになったのではないだろうか。花言葉は「控えめな美しさ」や「気品」。

   スノーフレーク(鈴蘭水仙)は釣鐘型の白い花を咲かせている=写真・中=。これは上記のリキュウバイと違って、雪がちらちらと落ちる様子にも見えるので、「snowflake」(雪片)と名付けられたのだろう。原産地は東ヨーロッパだ。葉など外観がニラと似ているため、ニラの近くではスノーフレークを栽培しないように呼び掛けている自治体もある(広島県公式サイトなど)。有毒なアルカロイドを含有しているため、誤食すると吐気や下痢などの症状が出るようだ。花言葉は「純潔」「汚れなき心」だが、手ごわい植物でもある。。

   イチリンソウ=写真・下=は1本の花茎に一つ花をつけるので「一輪草」の名だが、一群で植生する。「スプリング・エフェメラル(春の妖精)」と称されるように、春に芽を出し、白い花をつけ結実させて、初夏には地上からさっと姿を消す。一瞬に姿を現わし、可憐な花をつける様子が「春の妖精」の由来ではないだろうか。これも上記のスノーフレークと同様、可憐な姿とは裏腹に有毒なのでむやみに摘んだりすると皮膚炎を起こしたり、間違って食べたりすると胃腸炎を引き起こすといわれる。

   ナルコユリ(鳴子ユリ)も白い花も咲かせ始めた。庭に咲き競う花を愛で、きょうという日を楽しむ。

⇒17日(月)夜・金沢の天気     くもり時々あめ

★庭に咲き競う「白花の妖精」たち

★庭に咲き競う「白花の妖精」たち

   庭にイチリンソウ(一輪草)が白い花をつけている=写真・上=。いつの間にと思わせるほど一瞬に姿を現わし、可憐な花をつける。「スプリング・エフェメラル(春の妖精)」と称されるのもうなづける。花言葉は「久遠の美」。素朴な花の姿は昔から愛でられてきた。ただ、可憐な姿とは裏腹に、有毒でむやみに摘んだりすると皮膚炎を起こしたり、間違って食べたりすると胃腸炎を引き起こす、とか。その経験はないが。

   木陰ではシャガ(著莪)も白い花を咲かせている=写真・中=。花には青色の斑点がいくつも入り、中心部分が黄色く色づいている。ネットで調べると、原産地は中国東部からミャンマーといわれ、古くに日本に持ち込まれた帰化植物のようだ。もともと根茎は薬草で、生薬名は「シロバナシャカン(白花斜干)」と呼ばれている。喉に痛みが生じる扁桃腺炎などを抑える作用があるようだ。意外なことだが、花言葉は「反抗」。葉先は鋭い剣のよう、そして日陰に花を咲かせる姿にちなんでそのように言葉が付されたようだ。

   スノーフレーク(鈴蘭水仙)もスズランのような釣鐘型の白い花を咲かせている=写真・下=。雪がちらちらと落ちる様子にも見えるので、「snowflake」(雪片)と名付けられたのだろうか。原産地は東ヨーロッパだ。葉など外観がニラと似ているため、ニラの近くではスノーフレークを栽培しないように呼び掛けている自治体もある(広島県公式サイトなど)。有毒なアルカロイドを含有しているため、誤食すると吐気や下痢などの症状が出るようだ。花言葉は「純潔」「汚れなき心」。庭に咲き競う花を愛で、きょうという日を楽しむ。

⇒20日(水)午後・金沢の天気     はれ