☆春の訪れ告げるウグイスの初鳴きと兼六園の花見ぼんぼり
けさウグイスの鳴き声が隣家の庭先から聞こえてきた。ただ、ホーペケキョ、ホーホキョとぎこちない。初鳴きだ。午前6時50分ごろのことで、金沢の天気はくもり空。しばらくすると、ホーホケキョと上手に鳴いていた。じっと聴いていると、五感に染み渡るほどに清澄な旋律として耳に入って来る。まさに春の訪れ告げる鳴き声だ。
ネットで金沢地方気象台が作成した「気象年報」をチェックすると、「令和2年(2020)の生物季節観測表」に掲載されているウグイスの初鳴きは3月21日だった。平年は3月24日とある。気象台の観測ポイントと拙宅の場所は離れてはいるものの、春の訪れを実感した次第。それにしても、厳しい冬だった。「顕著な大雪」の警報が出され、金沢の1月の降雪量が152㌢にもなり、平年の2.2倍。150㌢を超えたのは15年ぶりだった。そんなドカ雪の中で衆院選挙(2月8日投開票)が行われるなど、何かと印象深い冬ではあった

春の訪れを告げる、いつもながらの風景もある。金沢の兼六園では花見のシーズンを控え、「ぼんぼり」が設置されている=写真=。金沢の桜の開花予想は3月30日で平年は4月3日なので4日早く咲きそうだ。そして満開は4月4日となっている(日本気象協会「tenki.jp」公式サイト「2026年各地の桜開花予想日一覧」より)。
兼六園は桜の名所といわれ、代表的なソメイヨシノのほかにもヒガンザクラ、シオガマザクラなど40種類、400本を超える木々がある。中でも希少なのが、「兼六園菊桜(ケンロクエンキクザクラ)」という遅咲きの桜。ソメイヨシノが散るころに花を咲かせ、3回色が変わり、最後は花ごとポロリと落ちる。桜の季節を終わりまで楽しませてくれて、潔く花の命を終わらせる。まさに散り際の美学である。武家の庭園らしい見事な花だと語り継がれる桜でもある。慶應年間(1865-68)に天皇より加賀藩主が賜わったものと伝えられ、別名「御所桜」ともいわれている。
兼六園の花見のぼんぼりは70基。金沢城側の紺夜坂などに設置されていて、今夜(18日)から点灯し、花見客を迎える。兼六園の夜桜見学は例年、ソメイヨシノの開花宣言が出されてから5日後くらいから始まり、ライトアップされた桜が1週間ほど楽しめる。
⇒18日(水)午後・金沢の天気 くもり

