2026年 2月 13日の投稿一覧

☆トランプ大統領また無茶ぶり 自動車の排気ガス規制を撤廃

☆トランプ大統領また無茶ぶり 自動車の排気ガス規制を撤廃

筋の通らないことを強引にやったり、押しつけることを「無茶ぶり」と言う。このブログでもこれまで一回だけ使っている。「アメリカ大統領選 往生際の悪さ」(2020年11月6日付)のテーマで、以下。

 「SNSを政治の舞台として活用したのは、ある意味でトランプ大統領だった。2017年1月の大統領就任前からゼネラル・モーターズ社やロッキード社、ボーイング社などに対し、ツイッターで雇用創出のために自国で製造を行えと攻撃的な『つぶやき』を連発した。ホワイトハウスでの記者会見ではなく、140文字で企業に一方的な要望を伝えるという前代未聞のやり方だった。そのSNSが今回の大統領選でトランプ氏の書き込みに目を光らせている。ツイッター社は『誤解を招く可能性がある』として警告ラベルを付けて閲覧者に注意を促している。その数は尋常ではない。一国の大統領のツイッターにここまでするのかとも思うくらいだ。一方で、追い詰められたトランプ氏がこの場におよんで無茶ぶりのコメントを連発しているのだろう。往生際の悪さか」

トランプ氏はこの選挙で民主党のジョー・バイデン氏に大統領の座を明け渡す。そして、2024年11月の大統領選で、民主党のカマラ・ハリス氏に勝ち、4年ぶりに政権奪還を果たす。2025年1月の就任後からさっそく無茶ぶりが始まる。演説で繰り返し、「辞書の中で最も美しい言葉は『関税』だ」と述べ、「トランプ関税」による高関税政策が世界経済に波紋を広げている。さらに、トランプ氏は、地球温暖化対策を「史上最大の詐欺」と主張し、今年1月に国際的な枠組みであるパリ協定から正式離脱した。

そして、メディア各社の報道によると、トランブ大統領は記者会見(12日)で、自動車による温室効果ガスの排出規制を撤廃すると発表した。温室効果ガスは国民の健康や福祉に被害を及ぼすとした前政権の政府判断を取り消し、「アメリカ史上最大の規制緩和だ」と強調した。今回の決定により、規制が適用されていた2012-27年モデルと、それ以降の全ての車両とエンジンに関する規制が撤廃される。トランプ氏は、今後の自動車開発や製造にかかる費用が抑えられ、「新車価格は3000ドル(45万円)下げることができる」と訴えた。アメリカ環境保護局は、規制にかかる費用を1兆3000億ドル(約200兆円)削減できるとの試算を発表した(13日付・読売新聞Web版)。

排気ガスを出しっぱなしの車はアメリカでしか売れないのではないか。懸念するのは、3月19日に予定されている日米首脳会談だ。高市総理は就任後初めてアメリカを訪れ、4月に訪中を控えるトランプ大統領と結束を確認するようだ。もし、このときトランプ氏が「日本も排出規制を撤廃してはどうか。最大の規制緩和だ」と迫ったら、高市氏はどう応えるのだろうか。(※写真は、2025年10月28日の日米首脳会談での高市総理とトランプ大統領=総理官邸公式サイトより)

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