★36年ぶり2月の総選挙、能登地震後3回目の国政選にため息
高市総理はきのう(19日)記者会見で、今週23日に召集される通常国会の冒頭で衆院を解散し、来週27日に公示、2月8日に投開票を行うと表明した。解散から投開票日まで2週間余りの短期決戦となる。それにしても、真冬の2月に・・・。1990年以来、36年ぶりとなる2月の総選挙だ。
36年前、自身は金沢の地元新聞社から出向し、ローカル局の立ち上げに携わっていた。4月の開局を控え、雪の中で早朝出勤、深夜帰宅を繰り返していたことを思い出す。当時、報道デスクを担当していたので、新人記者たちに選挙報道とは何か、などと教えていた。新聞やテレビなどマスメディアは選挙報道の公正さが求められている(公選法148-1、放送法4)。とくに国からの免許で運営するテレビ放送では、候補者の平等条件での放送が求められている(放送法13)。法律に従って、公示・告示の日から投票終了まで、候補者の公平的な扱いを原則守らなければならない。たとえば、候補者の扱いでの公平性はテレビ局の場合、候補者を紹介する映像の時間の長さ(秒単位)などを厳格に守る、など実に細かい。

冒頭の話に戻る。2月総選挙となると、ため息をついているのは能登の自治体関係者ではないだろうか。とにかく選挙が続き、それも能登半島地震の復旧・復興の最中だ。一例を言えば、能登半島の北部、奥能登地区の穴水町の場合、町長選などが続く。きょう20日は町長選ならびに町議補選の告示日だ。投開票日は今月25日となる。それが終わってすぐに総選挙が今月27日に公示、2月8日に投開票となる。さらに、石川県知事選は2月19日に告示、3月8日に投開票だ。まさに「選挙3連発」となる。
穴水町ではすでに、町長選・町議補選の選挙ポスターの掲示板が設置されている=写真は、穴水町の震災用仮設住宅に設置された町長選・町議補選のポスター掲示板・今月19日撮影=。今月27日に総選挙の公示となり、25日までには衆院選用の掲示板も設置することになるので、掲示板が3つ並ぶことなる。ただ、地元メディア各社の報道によると、いまのところ現職の町長以外に立候補を表明している人はいないようなので、選挙戦にはならないとの見方もある。さあ、どうなるか。
それにしても、奥能登地区の4市町各選管(輪島、珠洲、穴水、能登)は2024年元日の能登半島地震から3回目の国政選挙となる。今月7日付のブログ「★『二重災害』能登の人口13%減、自治体職員も1割減るという現実」でも述べたが、自治体職員が中途退職して、人員が減り復旧・復興の業務そのものが大変なことになっている。その中で、選挙業務を急ぐことになる。
きょうから日本海側などは大雪との情報が行き交っている。冬場の選挙は震災後の路面状況を含め、路面の凍結などにも気を付けたい。期日前投票の呼びかけや、投票時間の繰り上げなど、投票場への雪道のリスク対策も必要になってくるだろう。
⇒20日(火)午前・金沢の天気 ゆき

