2025年 10月 12日の投稿一覧

☆能登で一青窈さん熱唱 デビュー曲「もらい泣き」のエピソード

☆能登で一青窈さん熱唱 デビュー曲「もらい泣き」のエピソード

きのう「古墳まつり」が開催された中能登町にきょうも行ってきた。町制20周年記念の音楽イベントが開催され、町ゆかりの歌手の一青窈さんが出演するというので、ファンの一人として足を運んだ。前回ブログで取り上げた国の史跡「雨の宮古墳群」は眉丈山(標高188㍍)の山頂にあるが、その山のふもとの街に「一青」という地名がある。一青窈さんの先祖の地でもある。彼女はこの町出身の母親と台湾人の父親との間で生まれた。そして、ヒット曲に『ハナミズキ』という曲があるが、この町にも「花見月(はなみづき)」という地名の田園地帯が広がる。

音楽イベントでは、公園で設けられた特設ステージでトークショーがあり、町長の宮下為幸氏と一青窈さんが出演した。町と関わるエピソードが披露された。「もらい泣き」でデビューした時、町の酒造蔵から純米吟醸酒「一青(ひとと)」をお祝いにもらい、感動したと話した。また、きょうは震災の仮設住宅を訪れ、入居する被災者と交流したことにも触れた。

ステージでは一青窈さんが『もらい泣き』や『ハナミズキ』など7曲を歌った。意外だったのは『アンパンマンのマーチ』だった。「なんのために 生まれて なにをして  生きるのか こたえられない なんて  そんなのは  いやだ!  今を生きる ことで  熱い  こころ  燃える だから 君は いくんだ ほほえんで・・・」。初めて聴いた。一青窈さんがしっとりと歌うと心に響く大人の歌になる。トークと歌謡ショーで40分余り、楽しませてもらった。(※ステージは撮影・録音が禁止だったので、写真はない)

町に入ると、地域の人たちの一青窈さんに対する思い入れを感じる。町では、JR西日本金沢支社に働きかけ、2015年にJR七尾線の駅で列車の発着を知らせるメロディーをヒット曲『ハナミズキ』に変更してもらった。町内にある良川、能登二宮、能登部、金丸の駅で、電車が通るたびにこのメロディーを聴くことができる。

「♪果てない夢が ちゃんと終わりますように 君と好きな人が百年 続きますように」。駅で列車が近づいてくると、この歌がじんわりと心に響いてくる。

⇒12日(日)夜・金沢の天気   はれ