2025年 10月 7日の投稿一覧

★神棚や仏壇に供える「榊」についてあれこれ・・・

★神棚や仏壇に供える「榊」についてあれこれ・・・

近所のスーパーの花売り場では仏花などが並べられているが、以前から気になっていることがあった。サカキは家庭の神棚や仏壇に供えられる。古来から神事などに用いられる植物であり、「榊」という漢字があてられる。気になっていたというもの、生花店は別として、コンビニやスーパーで見かけるサカキのほとんどが「中国産」なのだ。買った人は、外国産のサカキを神棚に供え、合掌することに違和感を感じないのだろうか。そんなことを思ったりしていた。ちなみに、自身は生花店で国産を購入している。

きょう近所のスーパーに行くと、中国産の横に国産のサカキが並んでいた=写真=。これまで自身の見逃しもあったかも知れないが、この店で初めて見る国産サカキだった。ただ、値札をよく見ると、「国産ヒサカキ」と記されている。サカキとヒサカキはどう違うのか。以下、ネットで調べてみる。

サカキ(学名:Cleyera japonica)は、モッコク科サカキ属の常緑小高木。日本の神道においては、神棚や祭壇に供えるなど神事にも用いられる植物。語源は、神と人との境であることから「境木(さかき)」の意であるとされる。縁起木として扱われるため、常緑を活かした庭木としても使われる。本州の茨城県・石川県以西、四国、九州、沖縄に分布する。花言葉を、「神を尊ぶ」とする文献がある(Wikipedia「サカキ」から)。

ヒサカキ(学名:Eurya japonica var. japonica)は、モッコク科ヒサカキ属の常緑小高木。墓や仏壇へのお供えや玉串などとして、神仏へ捧げるため宗教的な利用が多い。これは、サカキが手に入らない関東地方以北において、サカキの代用としている。ヒサカキという名前も榊でないことから非榊であるとか、ひと回り葉の大きさが小さいので姫榊が訛(なま)ったとかの説がある。花言葉は、「神を尊ぶ」である(Wikipedia「ヒサカキ」から)。

サカキ、そしてヒサカキは国内では植栽分布が異なるにしても、日本では縁起の良い木として扱われてきた。冒頭から話はずれた。スーパーでの価格だが、中国産は一束が税込み174円、国産ヒサカキは一束が税込み262円となっている。値段は国産のヒサカキの方が高いが、輸入品は防疫の消毒液がかかるため、長持ちするのは国産ものだといわれている。それにしても、外国産のサカキを神棚に供え、合掌することに違和感を持つ世代はもう少数派になったのだろうか。取り留めのない話になった。

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