☆自民総裁選で小泉陣営にステマ騒動 ネット動画やらせコメント

けさ叩きつけるような雨音に目が覚めた。ちょうど午前5時だった。昨夜は暑かったので寝室の窓を開けて就寝したのであわてて閉めた。何しろ周囲が霞むほどの激しい降りだった=写真・上、金沢の自宅2階から午前5時3分撮影=。降り始めから6、7分で止んだ。また来るのかとスマホでチェックするも、そもそも金沢に雨マークがない。にわか雨だったのか。
政界にも激しい雨が降ったようだ。果たしてにわか雨でことは終わるのか。共同通信Web版(25日付)によると、自民党総裁選(10月4日投開票)に立候補した小泉進次郎農相の陣営が、インターネット上の配信動画に小泉氏を称賛するコメントを投稿するよう要請するメールを陣営関係者に送っていたことが25日分かった。今週発売の週刊文春が報じた=写真・下=。小泉陣営の広報班長を務める牧島かれん元デジタル相の事務所が陣営関係者に「ニコニコ動画」にポジティブなコメントを書いてほしいとメールで要望。「総裁まちがいなし」や「泥臭い仕事もこなして一皮むけたのね」など、24のコメント例文を紹介した。

小泉陣営の事務局幹部を務める小林史明衆院議員は国会内で記者団に文春の報道についての事実関係をおおむね認めた。小林氏は「陣営としてルールを守ってやっていく方針を共有している」と述べた。また、牧島氏からのメールには、「ビジネスエセ保守に負けるな」という文例もあったことについては、「(総裁選候補で保守派の)高市早苗前経済安全保障担当相を批判したという意味では全くないと牧島氏も言っている」と語った。
上記の共同通信の報道は、小泉陣営にいわゆるステマ(ステルスマーケティング)の指示があったことを文春が暴露したと述べている。そもそも、「やらせコメント」を書き込むよう陣営内で指示が出たということは、小泉氏は総理にはまだ能力不足があり、それを補うための苦肉の策と陣営内では受け止められているのではないか。このニュースを見て、そう思った党員・党友は少なからずいるはずだ。
この事態を受けて、小泉氏本人はどう動くのか。きょうの閣議後の記者会見で、記者から引き続き総裁選には出続けるのかと問われ、小泉氏は「起こってしまったことの責任は私にある。批判はしっかりと受ける」と述べ、総裁選から撤退する考えはないことを明らかにした(26日付・共同通信Web版)。
⇒26日(金)午後・金沢の天気 はれ時々くもり

