2025年 9月 8日の投稿一覧

★週明けは大雨と地震、円安と株高。そして次期総理は誰に

★週明けは大雨と地震、円安と株高。そして次期総理は誰に

不穏な週明けだ。金沢地方気象台は能登地方を中心に大雨洪水警報を出している。能登の入り口に位置する宝達志水町ではきのう7日夜の降り始めから午前6時までの雨量が77.5㍉に及んでいて、同町では町内の4つの地区140世帯352人に避難指示を出している。さらにこれから、1時間に降る雨の量は多いところで50㍉と予想されることから、石川県と同気象台は土砂災害警戒情報を出している。

そして地震も起きた。気象庁によると、きょう午前8時24分に能登半島の尖端部分を震源とするとマグニチュード4.3の地震があった。震源の深さは10㌔で、輪島市と能登町で震度3の揺れが観測された。揺れは広範囲にわっていて、北陸3県のほか岐阜県、新潟県で震度2や1の揺れが観測されている。(※図は、日本気象協会「tenki.jp」公式サイトより)

週明けは政治と経済も動ている。石破総理はきのう官邸で緊急記者会見を開き、退陣する意向を表明した。これを受けて、きょうは円安・ドル高が進行している。外国為替市場では1ドル=148円台前半での取引だ。前週末の5日は、8月のアメリカの雇用統計が市場予想を下回ったことから、147円台まで円高が進んでいた。それが、石破総理の退陣による政局の流動化への懸念から円売りが進んだようだ。一方で、円安により輸出企業の業績が改善するとの期待が追い風となって日本株が買われ、前週末からの上げ幅は一時800円を超えた。株高については、「辞意表明を受け、次期政権で積極的な財政政策が進められるとの期待感から株が買われている」(日経新聞Web版)との見方もある。

週明けからの政局はどうなるのか。前回ブログでも述べたが、少数与党下では政権運営は難しい。自民党総裁に選出されても国会で総理に指名される保証はない。首班指名選挙や予算案、法案の成立には野党の協力が欠かせない。となると、次期の総理に誰が向くのか。TBS系列のJNNが行った電話での世論調査(9月6、7日、有効回答1030)で与野党の中から誰が次の総理にふさわしいか聞いたところ、同率で1位(19.3%)に並んだは小泉農水大臣と高市前経済安全保障担当大臣だった(8日付・TBSニュースWeb版)。メディア各社の報道によると、次期の総裁選は10月上旬を投開票日とする案が浮上しているようだ。

⇒8日(月)午前・金沢の天気   あめ