2025年 5月 27日の投稿一覧

★「進次郎米」5㌔2000円は米価高騰の救世主となるか

★「進次郎米」5㌔2000円は米価高騰の救世主となるか

農林水産省は全国のスーパーおよそ1000店でのコメの販売価格をまとめ、毎週公表している。それによると、今月12日から18日までの1週間に販売されたコメの平均価格は5㌔当たり消費税込みで4285円で、前の週から17円値上がりした。比較可能な3年前の2022年3月以降の最高値を2週連続で更新した(27日付・NHKニュースweb版)。

きょう午後、自宅近くのスーパーに行くと、石川県の銘柄米「ゆめみずほ」と「のとひかり」はいずれも5㌔袋が税込み4299円だった。1週間ほど前の21日に見にきた時と価格に変化はなかった。4月14日に見に時は、備蓄米の放出の効果か、税込み3867円と下落していた。その5日前の4月9日のときは税込み4407円だった。1ヵ月半余りで、400円から500円の乱高下があり、いまは高止まりの状態。

別の棚では備蓄米も5㌔袋税込み3543円で並んでいる。当初、産地と品種が単一の銘柄米の高騰が問題となり備蓄米を放出したにもかかわらず、備蓄米も高騰した。このため、今月21日に就任した小泉農水大臣は備蓄米の随意契約での売り渡しを決め、30万㌧を放出すると公表。希望する事業者からの購入の申請が始まっている。大手コンビニの「ファミリーマート」は、6月上旬の店頭での販売に向けて申請を行っていて、1㌔袋は税抜き400円、5㌔袋は税抜き2000円を想定しているようだ(メディア各社報道)。

「コメは買ったことがない」と失言した江藤前大臣の後任に起用された小泉進次郎氏は自らを『コメ担当大臣』と名乗り、じつに気合が入っている。農水大臣自らがコメの「価格破壊者」なるとは、誰も想像だにしなかった。「進次郎米」5㌔2000円は高騰する米価の救世主となるのか、あるいは政治が絡む別の問題へと展開していくのか。

⇒27日(火)午後・金沢天気  はれ時々くもり