★金沢のスーパーでもコメ品切れ 「令和のコメ騒動」の前兆なのか
さきほど近くのスーパーに行って来た。きのう家族から、いつも買っている石川県産のコシヒカリが品切れになっていると聞き、そんなバカなコメは余っているはずだろうと思い、コメの販売コーナーを見に行った。確かに、棚にはコメはなく、「お客様へ」と書かれた札に「令和5年度、ひゃくまん穀の精米が今期分、終了しました。新米が出るまで品切れとなります。宜しくお願いします。」と記されていた=写真=。隣県産や他の品種のコメは別の棚に若干あった。
昭和20年代生まれのシニア世代にとって、コメは生産過剰というイメージがある。パンや麺など食文化の多様化などから、毎年10万㌧のペースでコメの消費が減っていると言われてきた。このため、農水省はコメの生産農家に補助金をつけて転作を促すなどしてきたはずだ。それなのになぜ、いまごろ「コメが品切れなのか」と納得いかなかった。
ネットでいろいろ検索してみると、さまざまな要因が重なってコメ不足に陥っているようだ。2023年の収穫量は前年比1.4%減の661万㌧となり、過去最少だった。それに拍車かけたのが昨夏の猛暑による「高温障害」だ。気温が日中で35度、夜間で30度を超えると、イネにこの障害が発生する。イネの吸水が蒸散に追いつかず、枯れてしまう障害だ。去年は収穫後に高温障害で白濁したコメが大量にみつかった。コメどころの新潟県では被害が深刻だった(2023年8月18日付・新潟県農産園芸課「報道資料」など) 。
この高温障害に見舞われたコメは、炊けば普通に食べられるものの、見た目がネットリしておかゆのような感じで見栄えがよくない。コメの主成分であるデンプンの構造が変化して、水分を吸収しやすくなっているようだ。問題はことしの収穫だ。盆明けでも気温35度以上の猛暑日が各地で観測されている。気象庁はきのう19日、「高温に関する早期天候情報」を発表した。10年に一度レベルの高温が予想され、厳しい残暑が続く。これが、ことしのコメの収穫にどのような影響を与えるのか。
コメの品切れは金沢だけでなく、全国的に起きているようだ。1993年に記録的な冷夏でコメ不足となり、「平成のコメ騒動」という社会・経済不安をもたらした。ことしの酷暑は「令和のコメ騒動」を起こすのか。
⇒20日(火)午後・金沢の天気 くもり
開設されたのは七尾市中心部にある「一本杉通り」。老舗の和ろうそくの店や和菓子の店など寄棟造りの町家が軒を並べていたが、いくつかの店舗が全半壊するなど被害が出ている。その一角にある駐車場の空き地に、七尾市役所が国の助成制度を活用してプレハブの仮設店舗を設けた。入居したのは、喫茶店、飲食店、結納品や文具を販売する店、美容室の4つの事業者。市の広報によると、入居は2026年8月まで2年間で、家賃は無償だが、光熱費などは自費負担。2年間に店舗を再建することが条件となっている。
なかなか個性的な店がある。喫茶店「中央茶廊」に入った。店には、奇跡的に被害を免れたという焙煎機があった。店のママさんは「おかげさまで、これまでとは変わらないコーヒーの味を楽しんでいただけます」と話していた。この店は、2023年春にアニメが始まり、夏に映画が公開された漫画『君は放課後インソムニア』の「聖地」の一つとして知られる。店の再開を知った常連客が次々と訪れていた。店で売られていたコーヒーを購入すると袋の中に「被災地応援イベントレポート」が入っていた。アニメの作家と協働でいろいろとイベントを仕掛けているようだ。(※写真・上は七尾市一本杉通りに開設された仮設商店街。写真・下はこだわりの喫茶店「中央茶廊」の店舗)
「能登復興祈願キリコ大祭」と銘打った今回のイベントは能登と金沢の神社が中心となって企画した。地元メディア各社の報道によると、毎年8月下旬に夏季大祭を開催する輪島市の重蔵(じゅうぞう)神社は元日の能登半島地震で社務所が全壊、拝殿の一部が損傷した。このため、同神社では大祭の自粛を検討していたところ、ご神体を一時避難で預かってもらっていた金沢市の石浦神社から提案があった。金沢で2次避難している輪島市民を励まし、能登復興の機運を盛り上げるためにも、金沢でキリコ祭りを出張開催してはどうかとの提案だった。
るが、「9月20日」と「同27日」の案が浮上しているという。気になるのはその後の流れだ。
冒頭で述べたように、回転ドアのように内閣がころころと変わる政治状況がときにある。小泉内閣以降の2005年から短命政権が続き「7年間で7人の首相が誕生する」状況だった。総理の名前を覚える間もないほど交代劇が続き、日本のガバナンスや国際評価の足を政治が引っ張っていた。その政治状況に終止符を打ったが安倍内閣で、7年8ヵ月続いた。その後の菅内閣は1年余りだった。岸田内閣は3年足らずだが、政権運営という意味では「そこそこ頑張った内閣」ではないだろうか。問題は、岸田総理の後継者に本命がいないことだ。また短命政権の政治が到来するのか。
かけは午後5時に終わった。そして、能登半島地震の被災状況も徐々にではあるが、変化している。
漢字名は「高砂百合」。名前の通り、日本による台湾の統治時代の1924年ごろに園芸用として待ち込まれたようだ(Wikipedia「タカサゴユリ」)。いまだったら、「外来種」として持ち込みに批判が出たかもしれない。国立研究開発法人「国立環境研究所」の公式サイトには、「侵入生物データベース」にリストアップされている。「日当たりの良い法面や道路わき、空き地などに侵入する」と。持ち込まれた当時は外来種という概念もなく、花の少ない季節に咲くユリの花ということで日本で受け入れられたのだろう。
し、大会2連覇を逃した阿部詩選手のあの号泣する姿だ。試合会場に響き渡るようなあの泣き声は耳に残る。
造られた共同墓は今もあり、共同納骨堂とともに一村一墓は地域の絆(きずな)として今も続いている。
気象庁公式サイトで南海トラフ地震の各地で想定される最大震度をチェックすると、石川県内は、加賀市などで5強、金沢市など5弱、輪島など能登が4となっている。金沢の5弱はまさに元日の能登半島地震だ。当時は金沢市海側の平地の西念地区などが5強、山手の寺町台などが5弱だった。その地震で、金沢の山手の住宅街でがけ崩れがあり、民家4軒が道路ごと崩れ落ちた。また、民家の庭にある石灯篭などが数多く倒れた。
富樫断層だ。断層は全長26㌔におよび、今後30年以内の地震発生確率が2%から8%とされる。
で踊っていく競技。初めて知った。ブレイキンはアメリカのニューヨークが発祥の地でもあるものの、2028年の
Dプリンターの住宅ですよ」と。兵庫県西宮市の建築会社が施工している建物で、ホテルのオーナーがホテルの一室として活用するために発注したようだ。2人暮らし向け平屋タイプで、ダイニングや寝室、バスルームなどがあり、9月早々には完成の見込み=写真・上=。石川県では初めての「3D住宅」だとか。どのような家なのか。また珠洲市を訪れる楽しみができた。
その後、6月21日付のこのブログでも紹介した、建築家・坂茂(ばん・しげる)氏が手掛けた木造2階建ての仮設住宅を訪れた。木の板に棒状の木材を差し込んでつなげる「DLT材」を使用している。DLT材を積み上げ、箱形のユニットを形成する。石川県産のスギを使い、木のぬくもりが活かされた内装となっている。外装の色合いも周囲の松の木と妙にマッチしていて、まるで軽井沢の別荘地のような雰囲気を醸し出している=写真・中=。
この後、輪島市で焼け野原状態になった朝市通りを訪れた。通行規制などがかかっていて、現地への立ち入りも許されなかった。そこで遠目で見渡して分かったのは、焼けたビルなどはまだ残ってはいるものの、散乱していたガレキはかなり片付いているということだった=写真・下=。