☆日本海の波高し
て、金沢港で船に乗り込めば日本海クルーズが楽しめるというわけだ。10月まで32回を予定しているという。
一方、アメリカの原子力空母「カール・ビンソン」はきょう29日、長崎県沖の対馬海峡を通過し、日本海に入ったとのニュースが流れた。海上自衛隊の護衛艦とさっそく共同訓練を行うなど、北朝鮮をにらんだ緊張状態が続く。そして、北朝鮮がきょう午前5時30分ごろ、日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射したとのニュースが速報で流れた。菅官房長官は記者会見で「50㌔離れた北朝鮮内陸部に落下したと推定される」と述べた。弾道ミサイルは日本海へは届かなかったようだ。ニュースを見て心配になったことは、アメリカなどが圧力を強める中、北朝鮮側があえて挑発行為に出たことだ。
関連して気になることが一つ。今回の北のミサイル発射で日本国内で過敏ともいえる動きが出始めていることだ。北のミサイル発射で、北陸新幹線は午前6時8分から19分までの11分間、金沢-上越妙高間での運転を見合わせた。ブレーキをかけての緊急停車。JR西日本が、北のミサイルへの対応で新幹線を停止させたのはこれが初めてという。
先に「過敏ともいえる動き」と表現したのは、JR西日本は「Jアラート」など政府の警報が発動した時に新幹線を止めるルールの運用を今月から始めているが、今回はJアラートが発動したわけではなく、ニュースを知って同社が総合的に判断して、念のために止めたということだ。これを「過剰反応」というか、「安全の最優先」というかは別として、今後同類の反応がいたるところで起きてくることだろう。
話を冒頭に戻す。日本海のクルーズが本格化し、新たな観光の時代の幕開けと期待できる。ただ、北朝鮮の動きや、空母「カール・ビンソン」が今後どのように日本海に展開するのか気が気でならない。果たして、このような状況の中でクルーズを楽しむ気になれるだろうか。タイミングがよくない。日本海の波高しだ。
⇒29日(土)夜・金沢の天気 はれ
きょうの朝日新聞デジタル(27日付)によると、アメリカ太平洋軍のハリス司令官は26日、アメリカ下院軍事委員会公聴会で、北朝鮮に関して「アメリカは先制攻撃の様々な選択肢がある」と述べ、原子力空母カールビンソン率いる空母打撃群が沖縄東方を航行しており、北朝鮮を攻撃できる射程内に入ったことも明らかにした、と伝えている。また、各メディアは、トランプ政権はホワイトハウスに上院議員を招いて対北朝鮮政策を説明する会合を非公開で開催した、と報じている。外交の素人でも、この一連の報道を読めば、アメリカは北朝鮮に対して、核放棄を迫るための先制攻撃の準備を着々と進め、議会に対しても事前に説明し同意を得なるど用意周到の体制で臨んでいると理解するだろう。
通常なら金沢と穴水の往復で4000円余りの値段だが、2日間乗り放題で2800円なので確かにお得だ。しかも、この切符はJR西日本、IRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道、のと鉄道、加越能バスの5社が連携する切符で、5社の駅、たとえば金沢駅、七尾駅、穴水駅、氷見駅、高岡駅、城端駅などまさに地理的に三角点を結ぶトライングルの列車とバスが乗り放題なのだ。
今回の切断事件があった場所は台北市北部陽明山にある公園で、蔣介石の座像の頭部が切断され、赤いペンキが掛けられていた。壊された座像の台座には「2・28事件の元凶」「殺人魔」などと落書きがされていた。報道では、一連の像の切断事件が報復の応酬のニュアンスで報じられる向きもあるが、前回のブログでも述べたように、八田與一の像と蒋介石の像は成り立ちも異なれば、造った人も違う。つまり、政敵でもなんでもないのだ。
金沢市ではよく知られた歴史上の人物で「八田與一(はった・よいち)」がいる。台湾の日本統治時代、台南市に烏山頭(うさんとう)ダムが建設され、不毛の大地とされた原野を穀倉地帯に変えたとして、台湾の人たちに評価されている。このダム建設のリーダーが、金沢で生まれの水利土木技師、八田與一だった。八田の功績は戦後日本と台湾の友好の絆も育んだ。ダム記念公園には八田與一の銅像があるが、今月16日に銅像(座像)の首が切断されてのが見つかり、石川県内のメディアでも大きく報道された。犯行は台北市の元市議だった。
確保が政策の柱となったようだ。政府としては海洋権益の確保といった言葉になるのだが、それほど海の安全保障が揺らいできたということだろう。
当時のニュースで地元の実行委員会が明かしたのは、ラ・フォル・ジュルネの運営をめぐるルネ・マルタン氏ら企画サイドと地元実行委員会の路線の対立だった。ラ・フォル・ジュルネは1995年にフランスの芸術監督ルネ・マルタン氏が手掛け、低価格で本格的なクラシックを売りに複数の会場で同時にコンサートを開くなど画期的な音楽祭だ。ところが、金沢ではそれに独自のプログラムを盛り込み、地元色を強くした。企画サイドとすると、フランスで制作した本来のプログラムを強く打ち出さなければ「ラ・フォル・ジュルネ」と銘打つ意味がない。一方で金沢の実行委員会側では当地のプロオーケストラ「オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)」も巻き込んで金沢の独自色を出して盛り上げたい。双方の思惑の違いが鮮明になってきたというのだ。
映画「ゴースト・イン・ザ・シェル(Ghost in the Shell) 攻殻機動隊」だった。見た瞬間、「これってIoTエンターテイメントではないか」と思った。
