★広告のメッセージ性

同社は昨年1月5日付でも、全国紙に「死ぬときぐらい好きにさせてよ」を掲載した。15段カラー見開きで、女優の樹木希林さんが水面に浮かぶ様子を、イギリスの画家・ジョン・エヴァレット・ミレイの名作「オフィーリア」をモチーフに写真で表現した。ほかにも、「子孫のために、借金を残す。」(2013年)、「ヒトは本を読まねばサルである。」(2012年)など。過去の作品の多くは、数々の新聞広告賞を受賞している。1998年から、商品では伝えきれない「企業として社会に伝えたいメッセージ」を発信したいと新聞広告を掲載している。
企業のメッセージ性としてはインパクトがある。宝島社のホームページには以下の「広告意図」が掲載されていたので、全文を紹介する。
今回の企業広告のテーマは「世界平和」です。
2016年は、オバマ大統領の広島訪問、
安倍首相の真珠湾訪問が実現した歴史的な年でした。
そして2017年。世界は大きく変動することが予想されます。
トランプ新大統領が誕生します。
イギリスがEU離脱交渉を本格化し、
難民問題は各国を揺るがすでしょう。
変わりゆく世界にあっても、
決して変わらない、変えてはいけない人間の目標が、世界平和です。
そのために何ができるのか、何をすべきなのか。
この広告が、それを今一度見つめ直すきっかけとなれば幸いです
⇒5日(木)夜・金沢の天気 くもり