2016年 1月 19日の投稿一覧

★外は大荒れ、山は動く

★外は大荒れ、山は動く

  冬将軍がやってきた。急速に発達した低気圧、住んでいる金沢では風が強く、積雪は数センチながら横殴りの雪が降っている。石川県内全域に暴風雪警報が出された。未明から風が強く、ガタガタと雨戸が揺れて、よく眠れなかった。

   昨夜、ガソリンスンダドに給油に行った。会員価格だが1リットル109円とさらに安くなっていた=写真=。原油価格が下げ止まらない。「米国指標のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は一時1バレル28ドル台を付け、12年ぶりの安値をつけた。原油安を受けて資源国通貨は急落」と日経新聞WEB版(19日付)は伝えている。世界の経済も大荒れだ。

   芸能界も荒れた。「SMAP」が18日夜、フジテレビ番組「SMAP×SMAP」に生出演し、分裂騒動について5人そろって謝罪し、木村拓哉が「これから自分たちは、何があっても前を見て進みたい」と述べた。ジャニーズ事務所関係者によると、SMAPはこれまで通り5人グループとして存続するという。面白のは、このときの視聴率だ。報道によると、番組全体は関東地区で31.2%だった。瞬間最高視聴率は午後10時22分の37.2%で、キムタクが「前を見て進みたい」とあいさつし、5人がそろって頭を下げた場面だった。つまり謝罪効果が視聴者の共感を言えた、ということだ。それにしても37%、とは…。

   そして「山は動いた」。戦後半世紀以上も台湾の政治をリードしてきた国民党主導の政治だったが、今回の総統選挙では民進党主席の蔡英文候補が56%の得票率で勝利した。立法委員選挙でも、113議席のうち、民進党が68議席を獲得し、第1党に躍り出た。これまで民進党が総統を勝ち取ったことがあった。2000年は国民党分裂によるもので、ある意味で「漁夫の利」だったし、2004年の総統選は接戦の末に銃撃事件が起きて僅差での勝利だった。しかし、立法委員院では少数派だった。

   馬英九政権は中国にあまりにも接近し過ぎた。台湾の人たちにとっては、「中国」という存在が身近に迫ってきて窮屈に感じ始め、学生や若者たちを中心にそのリアクションとして「台湾」を意識し、それが投票行動につながったではないかと考えている。

⇒19日(火)朝・金沢の天気   ゆき