★デープな能登=1=
夏休み企画として、石川県能登半島で見た能登のあれこれを写真を交えて解説する。題して「デープな能登」。
テレビの台座はキリコ
今月12日、家族ドライブで訪れた能登半島・七尾市の「食彩市場」で、夏の甲子園大会5日目、石川代表の星稜高校と長崎日大との対戦をしばらく観戦していた。星稜は3回、フォアボールとタイムリーで先制点を挙げた。が、6回に長崎日大はノーアウト1、3塁のチャンスを作り、センターにタイムリー、さらに犠牲フライで星稜は逆転をされてしまう。星稜はランナーを出すものの得点できず、2回戦で敗退した。
試合が終わって、ふと気がついた。先ほどまで見ていたテレビの台座は朱塗りに蒔絵を施した、まるで文化財級の骨董品なのである。奥能登で「キリコ」と呼ぶ、高さ10㍍ほどの奉灯である。数十人で担ぐ。能登の祭りの主役となる。
おそらく一部が折れたりして、使えなくなったものをこうしてディスプイレーとして利用しているのだろう。テレビの台座にするにはもったいないと思うだが。そこが能登の奥深さでもあったりする。
⇒13日(月)午後・金沢の天気 はれ