★「2023 アレどうなった」① 馳知事の不測の発言
ことしも残すところあと4日となった。この一年の世相を振り返ってみると、釈然としない自民党の裏金問題やロシアによるとウクライナ侵攻が続く一方で、大谷翔平選手の大リーグでのMVP満票受賞や7億㌦契約など前例のない快挙もあった。そこで、阪神の岡田監督が使って話題となった「アレ」を自分なりの解釈で、この一年を振り返ってみる。題して、「2023 アレどうなった」。
一回目は、全国ニュースにもなった、石川県の馳知事の不測の発言。馳氏は11月17日に都内でスポーツ振興の会合で講演し、自身が自民党代議士で東京オリンピック・パラリンピックの招致推進本部長だった当時のことを語った裏話が物議をかもした。
官房機密費とIOC委員アルバム発言 その始末はお粗末
「当時、総理だった安倍晋三さんからですね。『国会を代表してオリンピック招致は必ず勝ち取れ』と。ここから、今からしゃべること、メモを取らないようにしてくださいね。『馳、カネはいくらでも出す。官房機密費もあるから』」 「それでね、IOCの委員のアルバムを作ったんです。IOC委員が選手の時に、各競技団体の役員の時に、各大会での活躍の場面を撮った写真があり、105人のIOC委
員全員のアルバムを作って、お土産はそれだけ。だけども、そのお土産の額を今から言いますよ。外で言っちゃダメですよ。官房機密費使っているから。1冊20万円するんですよ」(メディア各社の報道)
秘匿すべき官房機密費の使い道をばらし、さらに、アルバムは買収工作としてIOCの倫理規定に抵触したのではないかとメディアなどで報じられると、馳氏は発言を「事実誤認があった。全面的に撤回する」と口を閉ざした。その後、県議会での質問にも「全面的に撤回している」をひたすら繰り返した。(※写真は石川県庁公式サイト「知事のホームページ 」より)
発言に変化があったのは、今月に入ってから。県議会予算委員会(15日)の後の記者会見で、アルバムについて問われ、「自民党の予算しか使えないと言われた。私が関知する限り、官房機密費は1円ももらっていない」と述べている(地元メディア各社の報道)。これを今ごろになって言うのは釈明の筋道が違う。「全面的に撤回」を言う前に、「官房機密費ではなく党の予算だった。当方の誤解」とまず釈明すべきだったろう。
ことしの元旦に東京の日本武道館で開催されたプロレス興行の試合に参戦し、得意技のジャイアントスイグンなどで会場を沸かせた。正月の休暇中だったとはいえ、側近はけがなどの負傷を心配し出場を止めるよう進言したが、それを押し切って、リングに立った。その後、年頭記者会見(1月4日)で問われ、「私は死ぬまでプロレスラー」と述べ、再度登板することに含みを持たせるような発言をした。これも釈明の仕方が異なり、知事職を軽視した発言のようにも聞こえる。「知事が最優先」と明言すべきだったろう。不測の発言は来年も続くのか。
⇒27日(水)午後・金沢の天気 くもり時々はれ
積雪60㌢の記録的な大雪となった能登半島の輪島市では、雪による倒木で道路がふさがれ、一時220世帯余りが孤立状態となっていたが、きのう25日夕方にはすべて解消した。また、停電となっていた2200戸はほとんどが復旧したものの、80戸でまだ停電が続いている。
雪すかしをすると、プラスチック樹脂が摩耗する=写真=。この微細なプラスチックの破片は側溝を通じて川に流れ、海に出て漂うことになる。
町内会でお達しがあったわけではないが、不思議と道路沿いの家々の人たちが一斉に出てきて、雪すかしの作業を行っている。平日の朝、通学路でもあるので児童生徒たちが多く通る。子どもたちから「ごくろうさまです」と声をかけられ、「滑らないように気をつけて」と応える。また、通学路は午前9時まで車が通れないので除雪作業にはタイムリーな時間帯でもある。そして、「よく降りましたね」は、ご近所のみなさんと交わす朝のあいさつとなる。(※写真は、22日午前6時57分に自宅2階から撮影した近所の雪景色)
紅葉も深まった。金沢市内では北風も吹いていて、イチョウ並木では枯れ葉が舞っていた=写真・上=。くもり空と黄ばんた並木の風景は絵画の世界のようで心が和む。イチョウの大木は「オオイチョウ」と呼ばれ、長寿の樹木が多い。花言葉も「荘厳」「長寿」「鎮魂」などがある。撮影した場所は、金沢工業大学キャンパスの近く。道路を新設する際に周辺の風景に配慮してイチョウ並木を植栽したのだろう。地域全体が黄色く染まったいるような光景だった。
落ち葉かきで一番やっかいなのが、ぬれ落ち葉。水気のある舗装面などに張りついていると、ほうきで掃いてもなかなか剥がれない=写真・下=。結局、手で一枚一枚取る。
ろが、5類以降でコロナに罹った知人から発熱とのどの痛みに悩まされたと聞かされ心が動いた。間もなく師走、そして年の瀬ともなれば年末の行事や買い物など忙しくなり、人と会う機会も格段に増える。で、「やっぱり打っておこうか」と接種を申し込んだ次第。さて、インフルエンザの予防接種はどうするか。(※イラストは厚労省公式サイトより)
きょうは雲一つない秋晴れの空だった。朝は冷えていたものの、日中の気温は25度と夏日。前回ブログの続き。兼六園で雪吊りが始まるころに、紅葉の色どりを見せてくれる場所がいくつかある。
「モミジバフウ」。原産地がアメリカだったことからアメリカ楓と呼ばれている。空を見上げると赤と青のコントラスが目に映える=写真・上=。
この時季の紅葉の隠れた名所もある。金沢大学角間キャンパスだ。中山間地にあるキャンパスで、この時季は晩秋と初冬を告げる天候が入り混じる。キャンパスの回廊から見える紅葉の風景だ=写真・下=。木々はゆっくりと紅葉していくが、山間だけにその紅葉を追い立てるかのように風も吹き、冷たい雨も降る。紅葉と冬の訪れを同時に感じさせる、季節のスクランブルが楽しめるスポットだ。
茶道の先輩諸氏から話を聴くと、如心斎は「求道者」のイメージがわく。その典型的なエピソードの一つが、大徳寺に毎日のように坐禅に通ったことだ。書物にもこう描かれている。「如心斎は、千家の伝統に従って、茶の湯は究極において禅に通ずる、と考えた。彼にとって、稽古は単に芸ごとの習練ではなく、悟りに達する自己鍛錬の道であった」(千宗左著『茶の湯 表千家』)。そして、死後も自分の肖像画を掛けることを禁じたという。ここから察するに、名誉欲をもたず、禅と茶道を極めた家元だった。
能登ではサザエの貝殻の尖った部分を「ツノ」と呼んでいる。ただ、サザエにはツノのあるものと、ないものもある。さらに、そのツノは同じ長さではない。長いものと短いものがある。海流が速いところで採れるサザエのツノは長いと能登では言い伝えられているが定かではない。遺伝的な長さもあるのではないかと考えてしまう。ただ、ツノが長いほうが見栄えがいいので、ホテルでのサザエもつい、長いツノのものを選んで皿に入れた。
「サザエハウス」の壁面をよく見ると、サザエだけでなく、アワビや巻貝の殻もある。また、同じサザエでも貝殻のカタチが違う。殻に突起がいくつもあるもの、まったくないもの、それぞれにカタチの個性がある。サザエそのものがその生息地(海底の岩場の形状など)に適応して形づくられた、完成度の高いアートなんだと改めて思えるから不思議だ。靴を脱いでハウスの中に入ると今度はサザエの貝殻に入ったような白色の曲がりくねった世界が広がる。