☆トレーラーハウスで時代を走る 輪島塗アート&工房
輪島と言えば輪島塗だ。徹底した分業で専門職人の手から手へと渡るプロセスがあり、木地づくりから塗り、加飾までじつに124の工程があるといわれている。こうした綿密な作業工程から完成度の高い漆器が生まれる。「NOTO、NOT ALONE研究所」の次に、知り合いの「田谷漆器店」を訪ねた。

漆器工房は地震で倒壊したため、トレーラーハウスでギャラリー=写真・上=と工房が造られていた。訪ねたのは日曜日ということもあり、ギャラリーは休館で本人がいる様子もなかった。外から窓越しに中をのぞくと、整然と作品が並んでいる=写真・下=。下のカップはひょっとしてあのカップではと思い浮かんだ。

あのカップとは、去年4月、当時の岸田総理がアメリカを訪問し、バイデン大統領にお土産として手渡したのが輪島塗のコーヒーカップだった。プレゼントしたカップにはバイデン夫妻の名前入りで、青と黒のグラデーションが施されていた。岸田氏は、被災した能登で創られている日本ではとても有名な「lacquerware(漆芸品)」だと紹介した。あのコーヒーカップはこの漆器工房でつくられたものだった。
震災、そして余震も続いたが、輪島塗は124の工程を綿密に重ね、いまもトレーラーハウスでつくられている。でも、ふと思った。なぜ仮設店舗ではないのだろうか、あえてトレーラーハウスを使用する理由は何か、と。以下憶測だ。トレーラーハウスが使用されたのは去年の9月以降だ。あの48時間で498㍉という「記録的な大雨」に見舞われたことを教訓に床を高くしたのか、と考えた。さらに、仮設店舗より外観にデザイン性があり、別荘のような趣(おもむき)だ。
まずは漆器工房のオーナー本人に尋ねてみよう。あれこれ思いをめぐらしながら現地を後にした。
⇒14日(水)午前・金沢の天気 はれ






のような寒い日が続いたのでスローな満開となったのかもしれない。このおかげで、きょう8日までの予定だった兼六園の無料開放が13日の日曜日まで延長されるとニュースで伝えられている。(※写真・上は、兼六園近くの広坂通りの桜並木=8日午前10時ごろ撮影)
も巨大だ。ネットで調べると、高さが67㍍、全長316㍍という国内に寄港するクルーズ船では最大級の規模を誇る、とある。ちなみに高さ67㍍はビルの高さにすれば20階建てに相当する。写真の左下に列をなして並んでいる大型観光バスが小さく見える。誘導された高台で撮影していると、迫力あるクルーズ船を見ようと見物人が次々と集まってきた。
県ではことし10月までに公費解体を終わらせる予定だ。そこで、きのう「57%の現状」を見に輪島市に行ってきた。同市では自治体の中でも最も多い1万1267棟の解体を予定していて、解体作業には4、5人の作業グループが329班が市内に入っている。土曜日にかかわらず、多くのパワーショベルやトラックが忙しく動いていた。
団体「認定NPO法人ピーク・エイド」が主催して行っている震災支援の野菜プロジェクト。ネットで調べると、ピーク・エイドでは全国から有志の自治体を募り資金を調達し、輪島市内の業者から野菜を購入して市民に無料で配布している。すでに、40回余りに及んでいるようだ。
この世論調査の数値の背景には商品券問題もあるが、いわゆる「内閣の賞味期限」そもののが切れてしまっていることもあるだろう。読売の調査で「政権運営で指導力」を問う項目では、76%が指導力を発揮していないと回答している。そもそも、前回の衆院選(2024年10月)で大敗し過半数を割り込み、石破内閣は少数与党内閣として野党に譲歩しながらの政権運営を迫られている。内閣独自の政策を打ち出す「賞味」がなくなったのだろう。自民党内から 「参院選は戦えない。早く総裁選をやって、新たなリーダーを選び直せ」との声が上がっているようだが、自民党そのものの賞味期限が切れているのではないだろうか。
話は変わる。近くのスーパーに立ち寄ると、コメの価格が高騰している。能登米の価格が5㌔袋で4080円(税込み4407円)となっていた=写真・下=。このコメだけではなく、ほかの種類のコメも2月に訪れたときより、5㌔袋が200円ほど高くなっている。去年8月25日付のブログでも述べているが、そのとき同じスーパーで購入した新米は5㌔で2290円だったので、それから7ヵ月で1700円余り高くなっている。
黄砂は中国大陸奥地のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠で舞い上がった砂ぼこりが偏西風に乗って日本に飛んでくる。黄砂そのものはアレルギー物質になりにくいとされているが、大陸の上空で黄砂に付着した微生物や大気汚染物質がアレルギーの原因となり、鼻炎など引き起こすとされる。また、黄砂の粒子が鼻や口から体の奥の方まで入り、気管支喘息を起こす人もいる。
る、渡って来る前にやっつけて撃ち落とせ、という意味のようだ。以前、この七草粥の行事を見学させてもらったとき、料亭の主人から聞いた話だと、「平安時代から伝わる古い行事とされる」とのことだった。(※写真は、黄砂に覆われた金沢市内の中心部=2023年4月12日撮影)
サイトでは「今年の漢字」トップ20が掲載されている。1位は1万2148票で「金」だが、2位は9772票で「災」、そして4位に7487票で「震」が入っている。この「災」と「震」は元日の能登半島地震、そして9月に能登を襲った記録的な大雨による災害を象徴しているのだろうと解釈した。能登半島地震では金沢も震度5強の揺れがあり、金沢城や兼六園の石垣が崩れ、全国ニュースにもなった。ひょっとして1位の「金」には金沢という思いも込められた票が入っているのではとも憶測した。
嵯峨井氏は神社の宮司でもある。会社は同じく宮司だった祖父が1933年に創業した。当時、花火は神社に奉納するものだったが、最近では
ル』序曲だった。講演ではそのときの動画が上映された。あのリズミカルな曲に合わせて
(かがやきひめ)」は甲羅幅9.9㌢のものが7万円で落札された。きょうも朝から地元のテレビ・新聞メディアは、ようやく訪れたズワイガニの話題で盛り上がっている。
店先に並んでいるものでもっとも高かったのは、重さ1.42㌔、甲羅幅14.9㌢の加能ガニで7万5000円=写真・下=。グランプリに輝いたものに比べ、サイズ的に重さで100㌘、甲羅幅で1㌢それぞれ足りない。それで、300万円と7万5000円の価格差になるとは、ズワイガニの世界もなかなか厳しいものがある。とは言え、きょうは初物なので、買い手も売り手も気持ちが盛り上がっていて高値だが、あすから
徐々に値下がりして庶民価格に落ち着いていく。それが「カニ相場」というものだ。