☆叱り声「プーチンよ 大志を抱け」
大学に勤めていたころの知り合いからメールをもらった。前回のブログを読んだ感想だった。その中で「北海道大学は学長名でロシアのウクライナ侵攻に抗議声明を出している。さすがアンビシャスな大学だね」と。知人は北大の関係者ではないが、ロシアの大学とつながりが深い北大だけでに、大学関係者の間で話題になっていたようだ。北大の公式ホームページをチェックする。「重要なお知らせ」のページに掲載されていた。以下。
「2022年2月24日に開始されたロシアによるウクライナ侵攻は、紛争の平和的解決という国際的、普遍的合意を無視したものであり、許容されないものです。北海道大学は、ウクライナに対するロシアの軍事介入の即時終結と紛争の平和的解決を強く求めます。これまで、北海道大学は、日露大学協会・日露学長会議など日露間の大学間交流に深く関わってきており、現状を深く憂慮するものです。アカデミアの連携については、これまでの成果を尊重します。一方で、ロシアのアカデミアにおいても、今回の紛争に対する平和的解決に関する議論がなされることを期待します。なお、本学におけるウクライナ、およびロシアの教職員・学生については、彼らの平穏な職務遂行並びに教育・研究環境が維持されるように万全の取組を行います。」
日付は2月28日で、発信者は「総長 寳金清博」。日本語だけでなく、英語、ロシア語、ウクライナ語でのメッセージも掲載されている。北大の抗議声明が評価されるのは、その行動の早さだ。ロシアに即時の攻撃停止と軍隊撤収を要求する非難決議が衆院本会議で採択されたのは今月1日、参院は2日だった。こうした国際問題については国を動きを見ながら大学は行動を起こすというイメージだったが、今回は異例だ。
さらに他の大学もチェックすると、北大よりさらに早く、東京大学は総長名で2月25日に、広島大学も当日のホームペ-ジで抗議声明を発している。では、大学がロシアの侵攻に敏感に反応したのなぜか。それは北大の抗議声明に記載されているように、ロシアと日本の大学の「アカデミアの連携」がある。双方に行き来しながら医学や化学、工学など広い分野に及んでいる。このままウクライナ侵攻が続けば、そうした連携研究をストップせざるを得なくなると危惧しているのではないか。世界各国のノーベル賞受賞者160人がロシアのウクライナからの撤退を求める公開書簡を発表している(3月2日付・共同通信Web版)。平和を求めるとともに、アカデミアの立場からの憂慮の表れだろう。
北大のHPに「Be ambitious」というページがあった=写真=。北大の前身でもある札幌農学校であのクラーク博士が残した言葉「少年よ大志を抱け」だ。それにしても、ロシアのプーチン大統領は「NATOはウクライナの民族主義者とネオナチを支援している」「ウクライナでジェノサイドが起きている」と繰り返し述べている。プーチン氏は大局観に立ち戻って事態を治めるべきだ。「プーチンよ 大志を抱け」とクラーク博士の叱り声が聞こえそうだ。
⇒6日(日)午後・金沢の天気 あめ時々あられ
農口氏は自ら下戸(げこ)で酒は飲めないが、酒飲みの話に耳を傾向ける。計算され尽くした酒造りは日本酒ファンからは「酒造りの神様」、地元石川では「能登杜氏の四天王」と尊敬される。「山廃(やまはい)仕込み」を復活させた名工でもある。まさにその神業はNHK番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」(2010年3月)でも紹介された。まもなく89歳だ。高齢ながら、酒蔵の中をきびきびと動く姿やその腕の太さを見れば、いかに屈強な仕事人であるかが理解できる。
辻口氏には世界最大のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」(パリ・2013年10月)でグランプリを獲得し帰国した直後の11月に講義をいただいた。カカオ豆やそのほかの素材をナノの粒子にまで粉砕して、それをチョコにする。歯ざわり、ふくよかな香りが広がり、チョコの可能性をさらに高めた、まさに「ナノ・ショコラ」だ。学生たちの質問に、高齢者やあごに障害があり、噛むことができない人たちのためにこのスイーツを考案したと答え、学生たちを驚かせた。米粉を使ったスイーツも定評がある。当初、職人仲間から「スイーツは小麦粉でつくるもので、米粉は邪道だ」と言われた。それでも米粉のスイーツにこだわったのは、小麦アレルギーのためにスイーツを食べたくても食べれない人が大勢いることに気が付いたからだとの説明に、学生たちは納得した。
柴野氏はジェラートの本場、イタリアのパレルモで開催されたジェラートコンテスト祭「2017 sherbeth Festival」で初優勝を果たし、一躍「ジェラートの風雲児」と注目された。東京からの出店の誘いには応じず、能登でのジェラートづくりにこだわる。一方で、異業種の企業とのコラボや製品開発も行う。2019年5月の大学での講演のタイトルは「地域素材のジェラートで世界発信 ~ブランド価値の創造で人生を切り拓く~」。家業の酪農が苦しい経営に追い込まれ、ジェラートの世界に飛び込んだ。「牧場経営の助けになればという思いで、加工品の製造を考えた。生クリーム、バター、ヨーグルトといろいろ考え、幅広い年齢の方に好まれるということでジェラートにしたんです」。それまでスイ-ツづくりの経験はなく、イタリアからジェラートに関するレシピを取り寄せるなど、すべて独学だった。
「歯」を意味するのだと。つまり、「歯を育てる」との意味を込めている。ロゴマークも鳥が歯をわが子のように抱きかかえている。ではなぜ「郷(さと)」なのか。近くに「杜の里(もりのさと)」という地名がありそれにひっかけて「郷」とした。自己流の解釈だが、「なるほど」と手を打った次第だ。
真上部分に、「『苗加』を『なえか』と読んだ人、タイホします」と書かれた看板=写真・下、2013年撮影=だった。金沢の名字で「苗加」を「のうか」と呼ぶ。交番を絡めたこの表現は、ある種のパロディではある。著作権上は問題ないのだが、警察への「おちょくり」ととらえる人もいるかもしれない。これが原因ではないが、市の屋外広告物設置基準に違反しているとして、是正指導を受けて2013年秋に撤去されている。



北朝鮮の激しい言葉が交錯すると、つい気になるのが東証一部の石川製作所(石川県白山市)の

