大雪にあって、雪を楽しむ。これほどぜいたくなことはない。金沢大学創立五十周年記念館「角間の里」ではきょう27日から「雪だるままつり」が始まった。市民ボランティア「里山メイト」の面々や市民参加で思い思いの雪だるまをつくって楽しむという趣向だ。
雪だるま、と言えば、北陸・石川県では白峰(現在・白山市)でのイベント。「角間の里」が白峰から移築した古民家(築280年)であることから、本家のイベントを盛り立てようと里山メイトの発案で企画された。参加を呼びかけると、市民100人、学生40人余りが参加する、大学では珍しいちょっとした大型イベントとなった。
その中で、凝った作品を一つ紹介する。「チョンマゲだるま」とでも名付けたらよいのだろうか、殿様の雪だるまである。これは髷(まげ)を雪で作るのがが難しい。そして顔の表情がとてもユーモラスである。
お腹のあたりに穴が空いているのは、夜にろうそくの明かりを入れて、ライトアップも楽しむという仕掛け。このイベントは29日まで。
⇒27日(金)夜・金沢の天気 ゆき