☆ブログの技術③

  新聞でも記事ばかりだと紙面全体のアクセントがなくなる。見た目で読む気がしなくなる。同じことがブログでも言える。テキストのみで構成されたブログはどこか味気ない。カット(小さい挿絵)や写真を入れて画面構成にアクセントをつけることはアクセス者(訪問者)を読む気にさせるという意味で大切なことである。

      テーマ「写真、カットの使用法」

   カットや写真がテキストの中身とマッチしていればなおよい。が、その場の雰囲気に合っていれば、必ずしもテキストの中身と関連した意味合いがなくてもよい場合もある。要は、趣(おもむき)を添える「あしらい」なのだから文面との意味づけをこだわる必要はない。

  写真は金沢大学角間キャンパスの回廊から見た紅葉である(22日撮影)。季節の写真が一枚あるだけで、文面にアクセントがつく。この写真についての感想は訪問者にお任せする。

  ところで、手元に写真はないが、どうしても文面に即した写真やカットが欲しいというときがある。この場合、インターネット中のフリー素材を探す。非営利目的であるならば自由に使用してよい(著作権フリー)との条件がついたものだ。「自在コラム」では、政治やマスメディアのことを取り上げるので国会議事堂やマスコミの東京本社の外観、あるいは内閣が広報として出している写真を重宝している。カットはマイクロ・ソフトの膨大なクリップアートの中から選んでいる。

  注意したいのは、自分で撮影した写真だからと言って、自由にブログで使ってよいかというとこれはNG(ノー・グッド=使えない)である。俳優や歌手には著作権、一般の人であっても肖像権が相手方にある。芸術作品の大写しは著作権の問題にひっかかる。また、特定の新聞記事の見出しなどをそのまま撮影して掲載することも著作権がありできない。この場合、何紙か並べて「○○事件を報じる各紙」といったふうに新聞を特定しないように工夫したい。また、友人の絵画だからといって、許可なく使用することも避けたい。

  使えるか、使えないかで迷った写真はまず使わないことだ。代替で使った著作権フリーのイメージカットの方がむしろ文意とマッチして意味深あるいは哲学的であったりする。

⇒23日(水)朝・金沢の天気  はれ