きょう27日、衆院選が公示され2月8日の投開票に向けて選挙戦が開始された。衆院選は2024年10月以来、1年3カ月ぶりだ。地元の石川県で立候補したのは、1区(金沢地区)で自民前職の小森卓郎氏、国民民主前職の小竹凱氏、維新新人の小林誠氏、参政新人の川裕一郎氏、共産新人の村田茂氏の5人(届け出順)。2区(加賀地区)は自民前職の佐々木紀氏、共産新人の坂本浩氏の2人(同)。3区(能登地区)は自民前職の西田昭二氏、共産新人の南章治氏、立憲民主と公明が結成した新党「中道改革連合」前職の近藤和也氏の3人(同)。3選挙区で合わせて10人が選挙戦に入った。(※写真は、石川1区の選挙ポスター掲示板=午後6時ごろ金沢市泉野出町で撮影)

1区の小森氏は石川出身ではないが、財務官僚出身でかつて県の総務部長を担った経験から、2021年10月の総選挙で初当選を果たした。2区の佐々木氏は大御所の森喜朗元総理と同じ根上町生まれ。森氏の地盤を引き継いで当選連続5回。ある意味で注目するのが3区。能登は「自民王国」とも称されてきたが、前回2024年10月の選挙では、立憲民主が逆転し、近藤氏が4回目の当選を果たしている。西田氏は比例復活で3回目の当選となった。
「なんで選挙なんかするんや、ダラくさい」。2024年元日の震度7の地震と同年9月の記録的な大雨に見舞われた能登の有権者から何度も耳にした言葉だ。「ダラくさい」は能登の方言でばかばかしいという意味だ。誰のために、何のために選挙をするのかと問うているのだ。能登の被災地の人たちの率直な気持ちではないだろうか。とは言え、能登の人々の性格は律儀さもあり、「選挙に行かねば」は当たり前で、金沢市など都市部に比べて投票率は高い。前回衆院選では3区の投票率は62.5%だった。避難者が現地から離れていて、投票に行けなかったというケースもあったろう。「ダラくさい」と言いながらも投票には行く。ちなみに、1区金沢の投票率は49.5%だった。
今月23日の衆院解散から来月8日の投開票まで戦後最短の短期決戦とも言われる今回の総選挙。短期決戦もさることながら、2月の厳冬期での投開票は1990年以来となる。まさに真冬の決戦が始まった。
⇒27日(火)夜・金沢の天気 あめ
