★高い高い内閣支持率71% ウロウロ熊が出没

高市内閣の発足でメディア各社が世論調査を行っている。読売新聞の調査(21、22日・回答1057人)では内閣支持率が71%、不支持率が18%だった。同紙によると、政権発足時の世論調査でこれまで支持率がもっとも高かったのは2001年4月の小泉内閣で87%、次いで鳩山内閣(2009年9月)の75%、以下、菅内閣(2020年9月)、細川内閣(1993年8月)と続いて高市内閣は5位にランクされる。第一次安倍内閣(2006年9月)の70%を上回っている。ちなみに前政権の石破内閣(2024年10月)は51%だった。

支持率と不支持率に関連する質問項目をさらに見てみる。高市内閣を支持する理由(6項目)の上位は「政策に期待できる」41%、「他によい人がいない」20%、「首相に指導力がある」15%だった。支持しない理由(同)では「自民党中心の政権だから」28%、「政策に期待できない」19%、「首相が信頼できない」18%だった。また、自民党と維新の会の連立合意について、「評価する」が57%、「評価しない」が31%だった。高市内閣支持の年代別で調査した数値では、18-39歳が80%ともっとも高く、40-59歳が75%、60歳以上が63%と続いた。男女の支持では男71%、女70%と差はほとんどない。地域別の支持では中部が81%でもっとも高く、次いで近畿が76%、九州が75%と続いている。メディア各社は月ごとに世論調査を行っている。数値は今後どう動いていくのか注目したい。(※写真・上は、初閣議後の記念写真の撮影=21日付・首相官邸公式サイトより)

話は変わる。このところ、クマの出没が連日のように全国ニュースとなっている。きのう(22日)金沢市と隣接する白山市にある白山比咩神社の参道でクマが目撃された。きょう神社を訪れると、パトカーが待機するなど重々しい雰囲気だった。今の時節は「七五三詣」のころでもあり、神社の鳥居の下には「クマ出没注意」の看板が立てられていた=写真・下=。

石川県自然環境課に寄せられたことしのツキノワグマの目撃情報は249件(10月15日時点)で、その多くが金沢市の医王山や、白山のふもとの白山市、能美市、小松市、加賀市となっている。同課がクマの餌となる植物3種(ブナ、ミズナラ、コナラ)の雄花の落下数を調査した結果、クマの主要な餌であるブナは22地点のうち20地点で大凶作、2地点で凶作となり、今秋は全体で大凶作が予想される。これまでのデータで、ブナが大凶作だった2020年にはクマの目撃件数は869件となり、県内の人身被害は15人に上った。同課では、先月9月15日に「ツキノワグマ出没警戒情報」を出して広く注意を呼びかけている。

⇒23日(木)夜・金沢の天気   くもり