★大の里のふるさと津幡に咲く35万本のヒマワリの大輪

金沢の北側に河北潟干拓地に2.3㌶におよぶ「ひまわり村」(無料開放)がある。毎年夏になると35万本のヒマワリが咲き誇りる。太陽に向かって満面の笑みを浮かべるように咲く姿は、元気でエネルギーにあふれる人の姿をイメージさせる=写真、27日午前9時ごろ撮影=。その花言葉も「あなたは素晴らしい」「あなただけを見つめる」「あこがれ」とじつに前向きだ。

ひまわり村のスタッフの説明によると、ヒマワリは梅雨の時季に雨が降り過ぎると枯れやすくなるが、ことしは雨が少なく例年より高い2㍍にまで成長したものもあるとのこと。ただ、連日35度前後の暑さなので例年より成長が早く、今月25日に開村したばかりなのにほとんどが満開となっている。

「ひまわり村」ではヒマワリの迷路を散策するエリアもあり、8月上旬まで楽しめる。場所は津幡町湖東にあたる。津幡町と言えば、横綱・大の里関のふるさとでもある。その大の里は、3場所を連続制覇し、新横綱での優勝を目指していたが、今場所14日目までに4つの金星を与えてしまった。千秋楽を待たずに賜杯争いから脱落したことは無念の境地にちがいない。

ヒマワリの花言葉にもう一つ、「情熱」がある。厳しい夏の日差しに負けずに、ヒマワリが元気に咲きほこる様子に由来した言葉のようだ。「情熱」という言葉は「物事に対して激しく燃え上がる感情」を意味する。大の里の「唯一無二」の情熱を次の場所に期待したい。

⇒27日(日)午後・金沢の天気  はれ