★「売り切れ御免」の「進次郎米」 雨の中、金沢の店舗に長い列

随意契約による政府備蓄米、「進次郎米」が金沢市内のドラックストアできのう並び始めたと地元メディアが報じていた。さっそく、きょう11日朝、買いに行った。店は石川県白山市に本社があり、チェーン展開しているドラッグストア「クスリのアオキ」。開店は午前9時なので、8時30分ごろに自宅近くの店に行った。すでに10人数が並んでいた。きょうは朝から小雨が降っていたが、開店間際には60人ほどになっていた=写真・上=。

午前9時、店の入り口のドアが開くと、待っていた客たちがドドッとコメの売り場に押し寄せた。「1家族1点」という制限が設けられていたが、2分ほどでアッという間に商品はなくなった。後続の客からは、「こんなに早く無くなるなんて、一体どうなっているんだ」や「雨の中、店が開くのを待ってたのに、何とかしてよ」と、クレームの声が上った。

用意されていたのは2022年産の古古米で、5㌔1980円(税込み2139円)=写真・下=。自身も買い損なったので、店員に尋ねた。「そもそも商品はいくつ置いていたのか」と。すると、「すみません、30個です」と、申し訳なさそうな表情での返答だった。そして、あす以降の入荷の目途などは立っていないようだ。それにしても、60人の列に30個は少ない。ただ、店側からすれば、これほど客が並ぶこと予想していなかったとの言い訳になるのかもしれない。

帰宅して同社の公式サイトなどをチェックする。きのう10日は石川県内6店舗で各店80-240袋を並べ、きょうは石川県内101店舗と福井県内59店舗で各店20-30袋を並べると記載されている。買い物客は事前にこれを読んでいれば、並ぶ人も少なかったかもしれない。むしろ、店側が事前に「30袋限定で販売」のお知らせの貼り紙でもしていれば、クレームは出なかっただろう。「売り切れ御免」のスタンスをもっとアピールすべきだったのでは。

⇒11日(水)夜・金沢の天気  くもり