★勉強になった過剰反応

    けさ(8日)大学当局から教員はじめ、職員に注意喚起のメールが届いた。「【文部科学省・周知】 Twitter利用におけるパスワード変更について(注意喚起)」とある。先月もイギリスのデータ分析企業がフェイスブックのユーザー情報を不正に入手していたことが世界的に問題となって、ついにツイッタ-もかと胸騒ぎを覚えた。メールの内容はこうだ。

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  米Twitter社より、利用者のパスワードが米Twitter社のシステムの内部ログに暗号化されないまま保存されていたため、パスワードの変更を求める発表がされましたのでご連絡いたします。ご多忙の折恐縮ですが、情報発信等のため業務上でTwitterを用いている場合には、以下の対策を講じるようお願いいたします。

① Twitterで利用しているパスワードを変更すること。
② Twitterで利用しているパスワードと同じパスワードを使用している他の全てのシステムやサービスのパスワードを変更すること。

また、下記のような対応も、パスワード流出を防ぐ有効な手段となりますので、合わせてご確認よろしくお願い致します。 ■数字やアルファベットを織り交ぜた複雑な文字列など、他人が推測しにくいパスワード設定をする ■ブラウザでTwitterなどのサービスにアクセスする際に、パスワードを覚えさせない設定にする

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   いきなりツイッターのパスワードを替えろとの指示だ。私はツイッターをやっていなので、その切迫度は分からない。ただ、ツイッターと言えば、トランプ大統領はじめ3億人余りが利用しているSNSだ。大変なことになっているのでないかと思い、ツイッターを楽しんでいる友人に電話で尋ねた。「こんなメールが当局から来たんだけど、ツイッター愛好者は大混乱になっているんじゃないの」と。

          すると友人は「利用者にはもうツイッター社から案内があったよ。利用者が入力したパスワードにはマスク技術で文字が分からないようにしているのに、一部でマスクがかからない状態でパスワードが保管されているのが見つかったそうだ。別に外部にログ自体が流出したわけではない。できれば念のためパスワードの変更をお願いしますという程度の内容だったよ」と平然とした声で。「パスワードが外部に漏れたわけではないし、バグがあったということか」と念のため聞き質すと、「そうだよ。大した話ではないよ。むしろツイッターは親切だなと思うよ。それよりウノちゃんもツイッターやらないか」と友人。

    少々拍子抜けした。確かに大学からのメールをよく読むと、「情報発信等のため業務上でTwitterを用いている場合・・」とある。大学の関係者が個人的に利用しているツイッターのパスワードにまで変更を指示していわけではない。単なる私の過剰反応だったようだ。友人には朝から電話で迷惑だったかもしれないが、とても勉強になった。

⇒8日(火)朝・金沢の天気   くもり