
私がオヤっと思ったのは、その「5月病」になりかけた学生をいかに大学に来させるかという工夫である。それは「学食」を楽しくすることに尽きる。友と語らい、おいしい物を食べる。大学っていいな、と思わせる。つまり、食べ物で「釣る」のである。ずばり「九州・沖縄フェア」、今月9日から始まった学食のグルメ・キャンペーンである。「大阿蘇鶏卵とじ丼」(380円)、「黒豚メンチかつ」(240円)など盛りだくさん。中でも私が気に入っているのは、「冷やし五島うどん」(380円)だ。越前そばの「おろしそば」と同じく、辛みのダイコンおろしに花がつおが添えてあって、細麺のうどんののど越しが絶品である。これが380円なら、毎日でも食べたいと思う。最近人気の沖縄ゴーヤチャンプルなどもメニューにあって、会話が弾まないはずがない。ひと昔前の「安い、まずい、冷たい、混む」の学食とは様変わりである。このフェアはきょう27日まで。おそらく「5月病」対策第2弾を考えているはずだ。期待したい。
ついでに、学食で拾った小咄(こばなし)を2つ。女子大生の会話である。A子「最近、ケータイのストラップを首にかけている男の子って多いよね」。B子「男の子って、生まれつきぶら下げて歩くの好きなんじゃないの」。B子「・・・・?」。もう一つ。ちょっと甲高い声で話すファンキーな感じのC子が帽子のコレクションの自慢話をしていた。C子が飲み物を買いに席を立った。D子とE子の会話である。D子「あの子って、APAのCMに出てくるおばさんに感じ似ているよね」。E子「そうそう、アパおば子・・・」。
→27日(金)午後・金沢の天気 晴れ