
金沢大学に就職して、その自然の豊かさを実感する毎日です。何しろ金沢大学の角間(かくま)キャンパスは200㌶もあります。東京ディズニーランドのテーマパークエリアの広さは51㌶ですから、ざっと4倍。手つかずの自然林も75㌶にわたって広がっています。きのう(28日)も付属養護学校の子どもたちがタケノコ掘りにやってきて収穫を楽しんでいました。
そのキャンパスの中で私が気に入っているのは、「角間渓谷」と勝手に名付けている石積みの滝です。これは自然の滝ではなく、人造の滝ですが、おそらくキャンパスを造成した時、当時の関係者は「滝が流れる大学」を意識したと思います。それほど力が入っている(=経費がかかっている)造形なのです。この滝を眺めながらバーベキューをすると格別かも知れません。
築280年のオフィス、そして渓谷の眺望、広がる自然林。このような環境の中で、大学の持てる知的な財産を地域社会にどう還流させていくを考える…。これは人生に二度とないチャンスだと実感しています。