☆金沢に恵みの「2月の20度」/能登にまた漂着船、不気味さ漂う海

きょうは朝から日差しが強く、まるで夏日のようだ=写真・上、金沢の自宅2階から午前9時ごろ撮影=。予報では金沢の最高気温は20度になるという。きのうは15度だったので、このところの暖かさで庭の梅の花のつぼみも一気に膨らんできたように見える。近所では朝から、雪すかしで自宅空き地に積み上げた雪の山をスコップで崩す作業が行われている。崩して道路に撒けば、1時間もあれば融ける。この暖かさはきょうがピークで、あすから10度台の前半に戻るようだ。それにしても、北陸に住む者にとって、「2月の20度」はありがたい。

話は変わる。きのう能登半島の中ほどに位置する石川県志賀町の百浦(ももうら)海岸に行ってきた。地元メディア各社が百浦海岸に木造船が漂着した、と報じていたので、現場を見て来た。海岸べりの岩場は冬場に岩ノリが繁殖する地域で、木造船が打ち上げられている岩場のすぐ横には、コンクリートで平にした「ノリ畑」がある。金沢海上保安部の調べによると、木造船は長さ5.3㍍、幅1.6㍍で、船体にハングルのような文字と数字が記載されている=写真・下=。付近で不審な残留物などはなかったという。

金沢海上保安部は今月13日にもこの現場から10㌔ほど南の羽咋(はくい)市滝町の海岸に木造船が漂着しているのを確認している。船は長さ6.4㍍、幅1.5㍍で、船体全体にコールタールのような塗料が塗られていた。船体にハングルのような文字や数字が記されており、北朝鮮籍の船とみられる(地元メディア各社の報道)。今回、百浦海岸で見つかった木造船にも船体全体にコールタールが塗布されている。ということは、この2つの船には同じ目的、つまり脱北の長期航行を想定して、船の水漏れを防ぐためにコールタールを塗ったのだろうか。能登半島の近隣で2つ船が見つかったということは、このほかにも相当数の木造船が日本海を漂っているのではないだろうか。それにしても不気味さを感じる。

北朝鮮では5年に1度開く朝鮮労働党大会が20日が開幕し、金正恩総書記は前回の党大会(2021年)で掲げた各政策を総括した。5年間の成果について「より大きな変革と成功を保証する飛躍の土台となる」と評価した。金氏は19日の開幕の辞でも主要産業の整備や強化により、「長期の停滞と低迷から脱した」と強調した。党大会は数日間続く見通し。外交や核・ミサイル開発、経済などで新たな方針を発表するとみられる(メディア各社の報道)。

党大会が華やかに開催され、別の一面では前述の漂着船の現実がある。「高市内閣2.0」の施政方針演説では拉致問題には触れていたが、対岸のこの国とどう向き合うべきなのか示してほしかった。今後の大きなテーマではないだろうか。

⇒22日(日)午前・金沢の天気   はれ