衆院選後も石川県では選挙が続く。あさって19日に告示、3月8日に投開票となる県知事選は、有権者の一人としては適切な表現ではないかもしれないが、まさに見どころ満載の面白い選挙になりそうだ。
知事選に立候補を表明しているのは、現職の馳浩氏と、元金沢市長の山野之義氏、そして共産党系の団体が擁立した黒梅明氏の3人。とくに、馳氏と山野氏は前回選挙(2022年3月)では激戦だった。2人とも無所属・新人として立ち、馳氏は19万6432票、山野は18万8450票と、その差は7982票だった。とくに金沢市では山野氏が9万8807票を得て、馳氏の7万650票を上回った。激戦を反映して、県全体の投票率が前回選挙(2018年3月)より22%増の61.8%だった。

元プロレスラーの馳氏は自民党幹事長だった森喜朗氏にスカウトされ、1995年7月の参院選で初当選、その後、衆院選に鞍替えして石川1区(金沢市)で7回当選を果たしている。その間、文科大臣も務めた。山野氏はソフトバンクを退社後、1995年4月の金沢市議選で初当選し、以降連続4選。2010年11月の市長選で現職を破り、初当選を果たした。以降3回当選。ただ、競輪場外車券売場の金沢市内での設置計画に関して、特定業者の利益を図ろうとした疑いがあるなどと批判され、任期途中で辞職し、出直し選挙(2014年10月)に臨んだこともあった。
では、今回の知事選ではどのような情勢なのか。きょう17日付で、地元メディア3社(北國新聞、北陸放送、テレビ金沢)は共同で行った支持動向調査を報じている。調査は今月14日と15日に有権者を対象に電話とネットで行い、1549人から回答を得た。報道によると、衆院選の選挙区別で石川1区では山野氏が依然として強いものの、1月の前回調査に比べ馳氏が差を詰めている。また、石川2区(金沢より南の加賀地区)では馳氏がややリード、石川3区(金沢より北の能登地区)では馳氏が上回っている。
また、政党別では馳氏が自民支持層の半数以上をまとめ、中道改革連合や維新にも浸透している。山野氏は中道改革連合や参政の半数を固め、維新の半数近くの支持を得ているほか、「支持政党なし」の無党派層でリードしている(北國新聞)。
ところで、最近街中で目に付くのがこの自民党のポスターだ=写真=。馳氏と高市総裁が並んで写っている。衆院選で大勝を収めた高市氏にあやかっているような印象のポスターではある。さて、馳氏が再選を果たすのか、山野氏が雪辱を果たすのか。
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