こんな寒い雪中で選挙をするのか、と思ってしまう。自宅周囲はきょうも積雪が60㌢もある。金沢の上空で局地的な前線が発生し、雪雲が停滞して降雪が集中したと気象庁は発表している。そして、日中も零度という寒さで、降った雪がそのまま溶ける気配がない。きのう金沢市中心部の香林坊を歩くと、日曜日の午後5時30分ごろだったが、道路には人の気配がない。雪が積もった道路沿いには総選挙のポスター掲示板が備えられていた=写真=。なんとも寒々しい光景だ。あす27日、衆院選が公示される。

総選挙に向けてメディア各社が世論調査を報じている。読売新聞公式サイトによると、世論調査(23-25日)では高市内閣の支持率は69%、前回の12月調査から4ポイント減とやや下がったが依然として高い水準を維持している。衆院選の比例選投票先は、自民が36%で、立憲民主党と公明党が結成した新党「中道改革連合」と国民民主党が9%で続いた。高市総理が今の時期に衆院の解散を決めたことについて、「評価しない」は52%で、「評価する」の38%を上回った。
日経新聞の世論調査(23-25日)によると、高市内閣の支持率は67%で、前回12月の調査から8ポイント低下した。衆院選の比例選投票先は、自民が40%、中道改革連合が13%、国民民主が9%と続いた。高市総理が衆院を解散した判断については、「適切だとは思わない」が49%、「適切だと思う」が41%だった。
共同通信の世論調査(24、25日)によると、内閣支持率は63.1%で、前回12月の調査から4.4ポイント低下した。衆院選の比例選投票先は自民が29.2%で最も多く、中道改革連合が11.9%と続いた。高市総理が衆院を解散した判断については反対が47.3%で、賛成の44.0%を上回った。
話は冒頭に戻る。60㌢余りも積雪がある中、1区(金沢)では自民、国民、維新、共産、参政の5人が出馬するようだ。総選挙のいつもの光景は「ウグイス嬢」「桃太郎」「ドブ板」だ。ウグイス嬢は選挙カーに乗って、「〇〇をよろしくお願いします」とマイクで叫びながら手を振って街を流す。「桃太郎」はたすきをかけた候補者が、のぼりを持った運動員たちとともに街のメイン通りや商店街を練り歩き、支持を訴える。「ドブ板」は候補者が裏路地まで入って地域の有権者にあいさつする光景だ。ただ、この寒中でウグイス嬢は車の窓を開けてマイクを握り、手を振れるだろうか。雪が積み上がる街中や路地裏で桃太郎やドブ板はできるだろう。ドカ雪の金沢でどのような選挙運動が繰り広げられるのか。
⇒26日(月)午後・金沢の天気 くもり
