金沢は大雪だ。自宅周辺では60㌢余りの積雪となっている。庭の五葉松の枝に雪が積もり、すっぽりと覆われた=写真、自宅2階から午前9時10分ごろ撮影=。今月23日付のブログでも同じ場所から撮影したものをブログでアップしたが、その時は30㌢ほどの積雪だった。随分と周囲の雪景色も異なって見える。まさに「10年に一度」の光景かもしれない。

金沢地方気象台によると、金沢市では午前6時までの6時間に降った雪の量が37㌢と、短時間に降った積雪としては1997年に統計を取り始めてから最も多くなった。午前中から小やみになったものの時折、雪が降っている。ただ、ピークは過ぎ、石川県内に発表されていた大雪警報などは午前11時前に解除された。金沢地方気象台は引き続き、降雪による交通障害などに警戒を呼びかけている。
大雪による事故も多発している。地元メディア各社の報道によると、金沢市内の男性が除雪作業中に転倒して重傷を負うなど、きのうは午後5時時点で3人が救急搬送されている。また、県内ではきのう午前9時までの24時間で雪によるスリップなど交通事故が40件発生し、3人が負傷した。JR西日本はきのう午後8時から北陸線の特急「サンダーバート」と「しらさぎ」の運転を取りやめ、きょうも午後6時ごろまで運休の予定。北陸新幹線は通常通り運行している。空の便は、小松ー羽田便のJALとANAの発着便が始発でそれぞれ欠航となった。
大雪の天気情報でこのところよく耳にする言葉が「JPCZ」。日本海を直撃する寒波で、この影響で日本海から活発な雪雲が断続的に流れ込み、局地的に降雪量が多くなる。シベリアから寒気団が日本海に向かって流れてくる際に朝鮮半島北部の白頭山によって、いったん二分されるが、その風下で再び合流し、雪雲が発達しやすい収束帯(ライン)となって北陸地方などに流れ込んでくる。漢字で書けば「日本海寒帯気団収束帯」。JPCZ、最近この言葉を聞くとゾッとする。
豪雪は他人事ではない。自宅前の雪すかしは降雪期の通常作業だが、どうしようかと気になるのは屋根雪だ。これは経験則だが、屋根に60㌢余り雪が積もるとミシリ、ゴトッと屋根裏から不気味な音がかすかに聞こえてくるようになる。自身はこの音を「屋根雪下ろしのアラーム音」と考えている。ブログや日記で調べてみると、直近の屋根の雪下ろしは2018年2月7日だった。このときは、晴れ間をぬってスコップを持って屋根に上がった。大屋根ではなく、2階の屋根だ。2006年1月にも屋根雪下ろしをしているので実に12年ぶりだった。屋根の上で怖いのは予期せぬ突風。平地ではそれほどではない風も、屋根に上がるとまともに受け、倒れそうになることがある。積雪60㌢、さて、リスクを承知で屋根に上がるか、迷うところだ。「10年に一度」のつぶやきではある。
⇒25日(日)午後・金沢の天気 くもり時々ゆき
