☆ベネズエラ攻撃の翌日、北朝鮮が日本海に向け極超音速ミサイル

正月から世の中がざわざわしている。アメリカのトランプ大統領は3日、南米ベネズエラの首都カラカスを空爆し、マドゥロ大統領夫妻を拘束した。トランプ氏はマドゥロ氏を「麻薬カルテルのボス」と呼び、アメリカへの麻薬密輸を阻止するという名目で去年9月からベネズエラ近海での船舶を攻撃を繰り返してきた。また、原油埋蔵量世界一のベネズエラを含む中南米では、アメリカが中国やロシアと勢力圏を争っている。地域の地政学リスクを高め、原油市場にも影響を及ぼす可能性が出てきた(メディア各社の報道)。

トランプ氏によるベネズエラ攻撃の翌日(4日)、北朝鮮は弾道ミサイルの発射した。防衛省公式サイトによると、北朝鮮は午前7時54分ごろと8時5分ごろの2回発射した。北朝鮮西岸付近から、東方向に向けて発射した。落下したのは日本海のEEZ(排他的経済水域)外と推定されている。弾道ミサイルは変則軌道で飛翔した可能性がある。1発目も2発目も最高高度約50㌔で、それぞれ約900㌔、約950㌔飛翔した。(※写真・上は、2022年1月12日付・朝鮮新報で掲載された北朝鮮の極超音速ミサイル)

北朝鮮が弾道ミサイルを発射するのは2025年11月7日以来。北朝鮮の国営「朝鮮中央テレビ」は金総書記の立ち会いのもと、「極超音速ミサイル」の発射訓練を実施したと5日伝えた。訓練は、任務の遂行能力の検証や確認などのためとしていて、首都ピョンヤンから発射されたミサイルは、1000㌔先の日本海上の目標に命中したとしている。金氏は「ミサイル兵たちはわが国の核武力の準備態勢を遺憾なく示した」と評価した(5日付・NHKニュース)。今回、北朝鮮は韓国の李大統領が中国を訪問するタイミングで発射した。韓国側は、朝鮮半島の平和について中国と議論したいと表明している。北朝鮮側の狙いは何なのだろうか。(※図は、防衛省が4日に発表した極超音速ミサイルの落下推定場所)

日本海側に住む者にとって、北朝鮮が日本海に向ける弾道ミサイルに不穏さに感じる。2023年6月15日、北朝鮮はEEZ内に撃ち込み、能登半島の尖端の輪島市の舳倉(へぐら)島の北北西およそ250㌔に落下させている。2017年3月6日、北朝鮮は「スカッドER」とされる中距離弾道ミサイル弾道を4発を発射し、そのうちの1発を輪島市から北200㌔㍍の海上に落下させている。同市にある高洲山(567㍍)の山頂には航空自衛隊輪島分屯基地のレーダーサイトがある。このレーダーサイトには航空警戒管制レーダーが配備され、日本海上空に侵入してくる航空機や弾道ミサイルを24時間監視している。北朝鮮はこれを意識しているのか。

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