☆冬至の頃、冬将軍はいつやって来るのか

ことし冬の北陸の降雪量は「平年並み」との予報を金沢地方気象台が発表している(23日付)。一時的に冬型の気圧配置が強まり、大雪となる可能性もあるようだ。3月の気温は平年並みか高い見込みで、春の訪れも平年並みか早くなりそうだ、との予報。とは言え、冬将軍は来るときに来て大雪をもたらす。

ことし2月20日前後には金沢市内で30㌢余りの積雪となった。JR金沢駅前にある「もてなしドーム」も雪に覆われた=写真=。ドームは3019枚の強化ガラスで造られているが、雪がさらに積もって、その重みでガラスが壊れはしないかと実際に眺めて心配になった。何しろ金沢の雪は湿気を含んでいて重い。調べてみると、強化ガラスは180㌢の積雪に耐える強度をもっている(金沢市役所公式サイト)とあり、少しは安心できた。

大陸で冬型の気圧配置が強まり、強い寒気が日本海に南下すると、雪雲が急激に発達し、局地的な短時間強雪になりやすい。2023年12月22日には北陸に「顕著な大雪に関する気象情報」が発表され、輪島では24時間の降雪量が53㌢と12月の観測史上1位を更新する短時間強雪となったこともある。

雪国に住んでいて、この時節の気象予報士の言葉遣いに耳を傾ける。キーワードは2つ、「ラニーニャ」と「JPCZ」だ。「ラニーニャ現象」は、同じ海域で海面水温が平年より低い状態が続く現象をいう。ラニーニャの年には豪雪がやってくる。あの1963年の「三八豪雪」も、1981年の「五六豪雪」もラニーニャだったと言われている。今冬はどうか。世界気象機関(WMO)によると、ことし12月から2026年2月の気温は、北半球の多くの地域と南半球の広範囲で平年より高く、「弱いラニーニャ現象が発生する可能性は55%」と発表している。

そして近年よく使われる気象用語が「JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)」。シベリアから寒気団が日本海に向かって流れてくる際に朝鮮半島北部の白頭山によって、いったん二分されるが、その風下で再び合流することで雪雲が発達し、北陸地方などになだれ込んでくる。2021年1月にJPCZが若狭湾付近に停滞して大雪が降り続き、福井県の北陸自動車で1600台が2日間動けなくなったことが大きなニュースとなった。日本気象協会「tenki.jp」公式サイトによると、あす25日夜からJPCZが山陰地方にかかり、26日は雪や風が強まり大荒れの天気。27日朝にかけて中国地方の日本海側や山地沿いを中心に大雪となる見込みとの予報だ。

北陸地方も予報で26、27日は雪マークがついている。大雪となるのかどうか。いよいよ本格的な冬の季節がやって来る。

⇒24日(水)夜・金沢の天気    あめ