★横綱・大の里が千秋楽を休場、「唯一無二」の悔しさか

きょうの残念なニュースは石川県の郷土力士、横綱・大の里が千秋楽を休場したこと。3敗で首位に並んでいたが、きょう日本相撲協会に「左肩鎖けんさ 関節脱臼で1ヵ月間の安静・加療が必要」との診断書を提出した(メディア各社の報道)。確かに、琴桜に敗れたきのう14日目の取組後は、顔をしかめながら左肩を気にする様子がテレビで映っていた。まさか、千秋楽を休場するとは誰も想像しなかっただろう。大の里の休場は初土俵以来初めてで、「唯一無二」の悔しさを噛みしめているに違いない。(※写真・上は、JR金沢駅の観光案内所で展示されている石川県の郷土力士の等身大パネル)

話は変わる。自宅近くの山にクマが現れるようになった。きのう22日、午前10時半ごろ、金沢市山科町の大乗寺丘陵公園の登山道で、施設の管理人が体長0.7㍍ほどの1頭を目撃した。市役所では防災メールで注意を呼びかけ、警察署や猟友会がパトロールを行った(地元メディアの報道)。この丘陵公園は自宅から東に1.6㌔ほどのところにあり、きょう午前に丘陵公園のふもとあるガソリンスタンドで洗車をしてきた。

このクマ出没のニュースで地域の人たちは神経をピリピリさせていることだろう。2023年10月には丘陵公園でウオーキングしていた80代の男性がクマに襲われる人身被害があった=写真・下=。丘陵公園は住宅地に近く、周囲には小学校や中学校、大学もある。また、野田山墓地という市営墓地なども広がっていて、クマの出没はこの時季の最大のリスクかもしれない。近くの小学校や中学校では、児童・生徒に鈴の貸し出しを行っていて、「クマと遭遇しても大声を出さない」「複数人で登下校する」などの注意指導を行っている。

もともと丘陵公園周辺にはクマは生息していなかった。クマの目撃情報などがニュースになるようになったのは、2000年代に入ってからではないだろうか。クマはもともと奥山と呼ばれる山の高地で生息している。ところが、エサ不足に加え、これまで緩衝帯になっていた中山間地(里山)で人口減少が進み荒れ放題になっきた。住宅地近くに隠れ場所となる茂みが増え、クマが生息できる環境が広がっている。そして、丘陵公園の周辺ではリンゴや柿などの果樹栽培も行わていて、この周辺での出没が近年増えている。

最近では、「アーバンベア(都市型クマ)」と呼ばれる、市街地周辺で暮らし、街中に出没するクマも増えている。ペットフードや生ごみなどをあさる。また、設置された箱わななどの仕組みを学習していて決してわなに入らない「スマートベア」もいるそうだ。環境省のまとめによると、ことしのクマによる被害者(10月末時点)は全国で197人、うち12人が亡くなっていて、過去最悪となっている。放っておけばクマはさらに頭数が増え、人的被害は拡大する。クマとの向き合い方が問われている。

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